偶然か?意図的か? 書店で本を盗んだ野良犬 そのタイトルに誰もが驚いた
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動物たちは時に、私たち人間が想像もつかないような行動をするものです。
ブラジルの書店『Infinity Bookstore』の前に現れた1匹の犬。近くに飼い主らしい人はおらず、野良犬と思われます。
犬は書店の入り口から堂々と店内に入り、本が陳列された棚へと向かいます。そして迷わず1冊の本を選び、口にくわえて店を出て行ったのです。
その様子を、店内の防犯カメラがとらえていました。
犬が盗んだ本のタイトルは
犬が店を出たところで、通りがかりの人が犬が本をくわえていることに気付き、その本を書店へ返しにきます。これだけなら、「たまたま犬が近くにあった本をくわえていったのだろう」というよくある話で終わりそうです。
ところが犬が盗んだ本のタイトルに、人々は驚くことになります。その本は…。
『The Days of Abandonment(見捨てられた日々)』
書店『Infinity Bookstore』は店のFacebookにこのビデオを投稿。偶然にしてはできすぎたストーリーが、大きな話題となりました。
すると、地元の動物保護団体が犬の保護を申し出てきたのです。
この万引き騒動ですっかり有名になった犬は現在、保護施設でワクチン接種などを済ませ、里親探しをしているということです。
なぜ犬があの本を選んだのか、その理由は分かりません。しかし偶然であれ意図的であれ、自らの行動で注目を集めた賢い犬ですから、きっと優しい家族が見つかることでしょう。
[文・構成/grape編集部]