両腕のない少年 「バスケがしたい」 初めて出た試合で誰もが目を疑うことに
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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アメリカ・フロリダ州に住む14歳のジャマリオン・スタイルズくんは、赤ちゃんの時に感染症にかかり両腕の大部分を切断しました。
しかし、腕がなくても、ジャマリオンくんは活発な少年として成長。そして13歳になった彼は、バスケットボールに興味を持ち始めます。
放課後に地元のコミュニティセンターに通っている彼は、友人たちとバスケットボールをすることを楽しみにしていました。
しかし、それぞれのチームのメンバーを決める際、毎回ジャマリオンくんはどちらのチームにも選ばれません。
理由は1つ。彼には両腕がないからです。
「バスケットボールがしたい」両腕のない少年の挑戦
海外メディア『CBS NEWS』によると、バスケットボールの仲間に入れてもらえないことで、ジャマリオンくんは深く傷付いていたといいます。
どうしてもバスケットボールへの情熱があきらめきれない彼は、中等学校の8年生に進級した初日に、バスケットボール部のコーチに直接お願いに行きます。
「僕はいままでチームに所属したことがありません。例えもし選手としてプレイができなかったとしても、チームの一員になりたいんです」
その言葉を聞いたコーチは、ジャマリオンくんの熱意に心を打たれて入部を許可。彼にチャンスをあげることにしたのです。
それからジャマリオンくんは、いつも誰よりも早く体育館へ行き、誰よりも遅くまで練習をしました。
地道に練習を続けながらもなかなか試合に出させてもらうことはできず、いつもベンチでチームメイトを応援していたジャマリオンくん。そんな彼についにチャンスが訪れます。
ある試合で、彼は初めてプレイすることになったのです。
試合時間残り6分という大事な場面で、ジャマリオンくんはコートに入ります。この後、誰も予想できなかった展開が待っていました。
「シュートしろ!」
ボールを手にしたジャマリオンくんに向かって、誰かが叫びます。次の瞬間、彼が放ったボールは見事にゴールリングの中に!3ポイントシュートを決めます。
さらにその後、再びボールを手にした彼がまたしても3ポイントシュートを決めたのです!
これにはチームメイトも観客も大興奮!前向きにひたすら練習を続けてきた、ジャマリオンくんの努力が報われた瞬間でした。
このジャマリオンくんのシュートはアメリカのスポーツチャンネル『ESPN』の公式サイトでも紹介されるなど、大きな話題を呼びました。
彼はいまでは、コミュニティセンターでバスケットボールをする時、いつもチームメンバーに選ばれるようになったそうです。
さらにジャマリオンくんは、ドラムの演奏にも興味をもっているのだとか。
彼の前向きさと不屈の精神があれば、きっとこの先、何があっても乗り越えていけるでしょう。ジャマリオンくんが将来どんな素晴らしいことを成し遂げてくれるか楽しみですね。
[文・構成/grape編集部]