三遊亭円楽の『笑点締めのひと言』に涙 「心からの叫びだ」「号泣した…」
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- 出典
- 笑点
grape [グレイプ] entertainment
2018年7月2日に逝去したことが報じられた、落語家の桂歌丸さん。
演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)では、大喜利メンバーとして活躍し、およそ10年間司会を務めました。
長年多くの人に笑顔を届け、落語家として名をはせた歌丸師匠の訃報は、多くの人に衝撃を与えました。
三遊亭円楽、天国の歌丸師匠に正直な思いを絶叫
2018年7月8日、歌丸師匠が亡くなってから初の『笑点』が放送されました。
放送前から、ネット上で「どんな空気の放送になるんだろう」と注目が集まっていた、この日の放送。
急きょ内容を変更し、『ありがとう歌丸さんSP(スペシャル)』として、歌丸師匠を追悼する特集になりました。
番組の冒頭に出演者が全員そろう中、司会の春風亭昇太さんはそういいました。
『笑点』という名の通り、笑顔で歌丸師匠を見送ることになり、番組は明るい空気で進行します。
そして、番組の最後では『歌丸師匠へのメッセージ大喜利』がテーマになり、三遊亭円楽さんがトリを飾ることになりました。
空の上にいる歌丸師匠へいうように、大声で叫んだ円楽さん。いい終わった後、顔を少しゆがませ、泣きそうな表情をしました。
司会の春風亭昇太さんが「山田さん、1枚あげて!」というと、会場は拍手で包まれました。
歌丸師匠への信愛と強い絆が伝わる円楽さんの言葉は、心からの叫びなのでしょう。
視聴者からは「魂の叫びに泣いてしまった」「泣いてしまうから、いおうか迷ったのかな」「本当は、もっと一緒に仕事をしたかったんだろうね…」といった声が上がっています。
2010年に円楽さんが6代目『三遊亭円楽』を襲名した際、すでに5代目が逝去していたため、所属する協会が違うにもかかわらず後見人を引き受けた歌丸師匠。
入院していた病院から駆け付け、歌丸師匠は襲名会見とパーティに参加しました。
また、『笑点』では歌丸師匠との愛ある罵倒合戦が繰り広げられ、円楽さんによる「ジジイ呼び」や「ハゲネタ」「葬式ネタ」などに定評がありました。
『ありがとう歌丸さんSP』のエンディングでは、こらえきれず涙を流してしまい、うつむいたままハンカチで何度も涙をぬぐっていた円楽さん。
メンバーで決めた「明るくお送りしよう」という言葉を守るため、泣かないようにずっとガマンしていたのでしょう。
笑点メンバーによる『歌丸師匠へのメッセージ大喜利』は空の上まで届き、歌丸師匠は笑っているのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]