「いじめは一生続く」 いじめ被害者が描いた漫画に考えさせられる
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
- 出典
- @muroto_zzz
バラエティ番組に出演した女性タレントのいじめに関する発言が物議をかもしています。
問題となっている女性タレントの発言は、いじめ被害を紹介したVTRを受けてのもの。
「人生が90歳までだとして、中学3年間は90分の3年」「人生長い意味で考えれば、つらいけどそれも一瞬」と持論を展開しました。
これに対し、視聴者からは「その一瞬が命を奪う」「いじめられた側は、その3年間で一生苦しむ」と、批判が殺到。
すでに女性タレントは自身の発言を撤回。ブログを通して「(VTR中で紹介された)学生の3年間を、ほんの一瞬だといいたかったわけではない」と、発言の真意を説明しています。
しかし、彼女の発言を問題視する動きはいまだに収まりません。
被害者が描く、いじめられたその後の人生
むろと(@muroto_zzz)さんは、女性タレントの発言を受け、自身の小学生時代のいじめ体験を漫画にして投稿。
批判されている発言内容について「とらえようによっては怖い」と、作品の中で語っています。その理由は、考えさせられるものでした。
いじめられた当時の記憶が消えることはなく「たとえ数年であっても、被害者の心には一生傷が残る」と語る投稿者さん。
また、女性タレントの発言に対して、いじめ加害者の中に「そう考えれば大したことない」と考える人が出てきてしまったら怖いともつづっています。
つまり、いじめ被害者の心境を都合よく決めつけ、いじめた罪悪感から逃れる人が出てきしまう可能性を危惧しているのです。
いじめ被害者から反響を呼ぶ
投稿者さんの漫画は大きな反響を呼び、自身のいじめ体験を思い出してコメントする人も多くいました。
・漫画の内容にすごく共感しました。だから、同窓会なんて絶対に参加しません。
・いじめに期間は関係ありません。いじめは人格形成に影響を与えます。
・大人の3年と、子どもの3年はまったく違います。多感な時期だからこそ、傷も深くなります。
投稿者さんがそうであるように、いじめられた経験はその人の性格や人生に多大な影響を与えます。
そして、いじめ被害者は、一生治らない傷を心に抱えて生きていかなければならないのです。
しかし、いじめ加害者の中には、被害者のつらい心境を理解しきれていない人がいるのも事実です。
「いじめはダメ」と伝えていくのはもちろん、いじめ加害者がどれほど重いを罪を犯しているのかについて、もっと知られるべきなのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]