学校で配布された文科省からの『手紙』に、称賛の声 「知らなかった」「いいね!」 By - grape編集部 公開:2019-04-12 更新:2019-04-12 いじめ子供子育て虐待 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 2019年1月24日に明らかになった、千葉県に住む小学4年生の女の子が、虐待の末に命を落とした事件。 父親から日常的に虐待を受けていた被害女児は、生前に学校で助けを求めていました。 被害女児が学校の『いじめに関するアンケート』で「お父さんに暴力を受けています」と書いたにもかかわらず、大人たちは尊い命を救うことはできなかったのです。 『小4虐待事件』を受けた、文部科学省の取り組みが話題に 同年3月19日、文部科学大臣の柴山昌彦さんは文部科学省のウェブサイトに子どもたちへのメッセージを掲載。 すべての漢字に振り仮名を付け、「児童生徒のみなさんへ」というタイトルで呼びかけをしました。 先日、千葉県野田市で小学4年生の女の子が亡くなりました。その両親には、女の子にひどいケガを負わせ、死なせた疑いなどがあります。 この女の子は、勇気を出して助けを求めてくれましたが、大人達はSOSを受け止めきれず、女の子を助けることができませんでした。 私たち大人はもう二度と、このような悲しい出来事をくり返しません。学校は児童相談所や警察などとしっかり協力して、どんな事があっても、皆さんのことを最後まで守り通していきます。 ですから、皆さんも安心して、学校の先生やスクールカウンセラーなど周りの大人に相談してください。 もし、直接相談しにくかったら、文部科学省で行なっている、「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310(なやみ言おう))に電話してください。 夜間や休日でも24時間、無料で皆さんの相談に乗ります。SNSを使った相談ができる地域もあります。 もちろん暴力に限りません。いじめ、友達とうまくいかない、進路で悩んでいるなど、困ったことがあれば何でも相談してください。 学校が、皆さんの悩みをしっかりと受け止めることのできる場所になり、大人が皆さんから必ず信頼してもらえるよう、私も先頭に立って全力を尽くします。 文部科学省 ーより引用 痛ましい虐待事件を悔いるように、「もう二度と同じ間違いを繰り返したくない」という気持ちが込められた一文。 家庭での虐待やいじめ、友人関係などで悩みを抱えている全国の子どもたちに向けて、柴山大臣は思いをつづりました。 もちろん、すべての子どもが自由にインターネットに触れられるわけではありません。 文部科学省は、柴山大臣がこの文章を読み上げる字幕付きの動画をYouTubeに公開したり、学校でプリントを配ったりしています。 エッセイストであり1児の母親である犬山紙子さんがプリントをTwitterに投稿すると、多くの人から「素晴らしい」「今度こそ、救ってあげてほしい」といった声が相次ぎました。 子どもたちにこんな手紙が文科省から渡されてたって初めて知った良いね良いね pic.twitter.com/BoV0O9HPC5— 犬山紙子🐨 (@inuningen) April 12, 2019 千葉県で起きた虐待事件では、本来子どもを救うべきだった大人や社会全体が、結果的に過ちを犯してしまいました。 虐待事件は家庭内でひそかに行われていることが多く、被害を受けている子どもが他人に助けを求めることは難しいといわれています。 悲しい思いをする子どもが1人でも減るよう、大人は子どもが発する『S.O.S』にいち早く気付き、しかるべき対応をとることが求められています。 [文・構成/grape編集部] 出典 文部科学省/全国の児童生徒の皆さんへ ~安心して相談してください~/@inuningen Share Post LINE はてな コメント
2019年1月24日に明らかになった、千葉県に住む小学4年生の女の子が、虐待の末に命を落とした事件。
父親から日常的に虐待を受けていた被害女児は、生前に学校で助けを求めていました。
被害女児が学校の『いじめに関するアンケート』で「お父さんに暴力を受けています」と書いたにもかかわらず、大人たちは尊い命を救うことはできなかったのです。
『小4虐待事件』を受けた、文部科学省の取り組みが話題に
同年3月19日、文部科学大臣の柴山昌彦さんは文部科学省のウェブサイトに子どもたちへのメッセージを掲載。
すべての漢字に振り仮名を付け、「児童生徒のみなさんへ」というタイトルで呼びかけをしました。
痛ましい虐待事件を悔いるように、「もう二度と同じ間違いを繰り返したくない」という気持ちが込められた一文。
家庭での虐待やいじめ、友人関係などで悩みを抱えている全国の子どもたちに向けて、柴山大臣は思いをつづりました。
もちろん、すべての子どもが自由にインターネットに触れられるわけではありません。
文部科学省は、柴山大臣がこの文章を読み上げる字幕付きの動画をYouTubeに公開したり、学校でプリントを配ったりしています。
エッセイストであり1児の母親である犬山紙子さんがプリントをTwitterに投稿すると、多くの人から「素晴らしい」「今度こそ、救ってあげてほしい」といった声が相次ぎました。
千葉県で起きた虐待事件では、本来子どもを救うべきだった大人や社会全体が、結果的に過ちを犯してしまいました。
虐待事件は家庭内でひそかに行われていることが多く、被害を受けている子どもが他人に助けを求めることは難しいといわれています。
悲しい思いをする子どもが1人でも減るよう、大人は子どもが発する『S.O.S』にいち早く気付き、しかるべき対応をとることが求められています。
[文・構成/grape編集部]