「呼び捨てに違和感」 神戸市の教師いじめ 校長の会見に反響続々
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2019年10月4日、兵庫県神戸市にある市立東須磨小学校で、30代男性教師3人と40代女性教師1人が、20代の男性教師に暴行や暴言などのいじめ行為を繰り返していたことが明らかになりました。
被害側の教師は、所有していた車の上に土足で乗られるなどのいやがらせや、コピー用紙の芯で叩かれたり、激辛カレーを無理矢理に食べさせられたりしたと訴えており、体調不良で職場を休んでいるといいます。
産経ニュースの取材によると、被害教師への暴言や暴行は、児童らの前でも行われていたそうです。
校長が記者会見「認識甘かった」
同月9日、市立東須磨小学校の校長は、神戸市教育委員会(以下、市教委)幹部2人とともに記者会見を開きました。
校長は、会見の最初に「児童、保護者、関係者に多大な心配をかけ、心よりお詫び申しあげます」と謝罪。「隠蔽の意図はなかったが、市教委に中身をしっかり伝えなかった」とし、「ハラスメント行為に対する認識が甘かったのだと思っております」と釈明しています。
※写真はイメージ
校長は2018年春に同校に教頭として赴任し、翌年春から校長として務めています。赴任当初から教師間の関係について「職員を呼び捨てにすること」などに違和感を感じていたそうです。
2019年6月には、別の教師からの報告で問題を把握。7月には被害教諭から直接聞き取りをして問題を確認していましたが、市教委に詳細を報告していませんでした。
また市教委は、被害を受けた20代の男性教諭のほか、20代の教員3人が暴言やセクハラを受けていたことも公表しました。
会見の中で、校長は加害教諭4人の処分を発表しています。
会見の映像は以下になります。
ネット上では会見を見た人たちから、憤りの声が上がっています。
・刑事告訴すべき。加害者の内2人は学校のいじめ対策担当だったとか終わってる。
・ほかの学校に移り、普通に教員復帰するのかな…。そう思うと恐すぎる。
・「認識が甘かった」ってお馴染みのいい訳。被害を受けた教師はつらかっただろう。
・子供たちは、この一件で大人への不信感を植えつけられた。今後の人生に影響するレベルの害でしょ。
本来いじめを防止すべき立場の人間が、同僚に卑劣な行為を行っていた事実に、多くの人が驚きと怒りを感じています。
学校側は、被害を受けた教師はもちろんのこと、児童の心のケアも行う必要があるでしょう。
[文・構成/grape編集部]