何で愛犬にしてあげないの? 『サマーカット』をしていない犬には、理由があった
公開: 更新:


仰向けになる父親、視線の先には… 「この仕事就きたい!」「世界観がだいすき」幼い頃、親になかなか構ってもらえずにさびしい思いをした…なんて過去がある人もいるでしょう。放任主義であったり、単に仕事や家事に追われていたり。我が子を構ってあげられない理由は人それぞれです。おのあまね(ono_amane)さんは、そんな親子のワンシーンを描いた創作漫画をInstagramで公開しました。

柴犬にジャーキーをあげようとしたら… 展開に「笑った」「顔、顔!」2025年7月、一緒に暮らす柴犬のぽんたくんとのエピソードを描いた、犬山スケッチ(@yako_sketch)さんの漫画がXで注目を集めました。
- 出典
- suzumetengu
暑い時期になると、愛犬の毛を短く切って『サマーカット』にしてあげる飼い主がたくさんいます。
『サマーカット』にした犬を街中で見かけると、「犬想いの飼い主だから暑さ対策をしてあげているのだろう」とホッコリすることでしょう。
※写真はイメージ
一方で、『サマーカット』をしていない長毛種の犬を見かけた時に、「暑さ対策をしてもらえなくてかわいそうに」と思う人もいるかもしれません。
しかし、『サマーカット』をしていない犬にはきちんと理由がある場合もあります。
『サマーカット』をしないワケ
元保護犬のてんすけくんと一緒に暮らしているSuzume Tengu(suzumetengu)さんが、『サマーカット』についての漫画をInstagramに投稿しました。
てんすけくんは、トイプードルと何かのミックス犬です。
毛が長いため、暑い時期はてんすけくんを見た人から「サマーカットにしないの?」とよく聞かれるのですが…。
毛が長い状態より、『サマーカット』をした犬のほうが涼しそうに見えるでしょう。しかし、犬の中には『サマーカット』が体質的に合わない子もいます。
犬種によっては、皮膚を保護する上毛(オーバーコート)と、保温や保湿などの役割を持つ下毛(アンダーコート)の両方が生えている子もいます。毛が密集して生えているため、『サマーカット』にしても皮膚は紫外線から守られます。
一方、てんすけくんには下毛(アンダーコート)がほとんどありません。毛が密集していないため、『サマーカット』にしてしまうと直射日光を遮ることができず、皮膚がダメージを受けてしまいます!
もちろん、毛の先をいつもより短めに切るくらいは問題ありません。肌の色が分かるほど短く毛を切る『サマーカット』が、てんすけくんのような子には合わないのです。
Suzumeさんは、てんすけくんの全身の毛を短くする代わりに、直射日光が当たらない部分のみ短く刈ることにしました。
また、散歩の時間を調整したり、ひんやりとしたグッズなどを使ったりすることで、てんすけくんが涼しく過ごせるようにしています。
涼しくする方法はさまざま。愛犬に適した方法で、暑い時期を乗り越えられるようにしたいですね。
Suzumeさんは、Instagramにてんすけくんの写真や漫画を多数投稿しています。気になった人は、ぜひご覧ください。
Instagram:Suzume Tengu(suzumetengu)
ブログ:こぐま犬と散歩~元保護犬の漫画日記~
[文・構成/grape編集部]