パニック発作に襲われた飼い主 異変に気付いた介助犬の行動が見事
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※写真はイメージ

飼い主「こういう時だけ協力するの、やめてもらっていいですか」 光景に「見事な連携で笑った」「頭よすぎ」複数の愛犬と愛猫と暮らしている、飼い主(@fukumaru_buna)さん。ある日、深夜1時という遅い時間に、寝室とは別の部屋から音がしたといいます。

悲しそうな顔で飼い主を見つめる犬 座っている『場所』が…「なんてことだ」「これはつらい」悲しそうな顔で飼い主を見つめる犬 座っている『場所』が…「なんてことだ」「これはつらい」
人々の生活を助けるため、世界中で活躍する補助犬たち。盲動犬や聴導犬、また身体が不自由な人のための介助犬など、犬たちはそれぞれの目的に合わせて訓練されています。
近年では、自閉症やパニック障害などをもつ人を精神的に支える介助犬の存在も広く知られるようになってきました。
プロのドッグトレーナーであるアンバーさんは、2匹の愛犬と暮らしています。名前はオークリーとタッカー。2匹はアンバーさんにとって可愛いだけのペットではなく、特別な存在です。
2匹はパニック障害の人をサポートするための訓練を受けた犬で、アンバーさん自身の介助犬でもあるのです。
犬はどのようにして人の心を落ち着かせるのか
ある日、アンバーさんはオークリーと一緒に空港にいました。彼女はその時、人から「それは本物の介助犬ですか?」と聞かれたのだそう。
「本物ですよ。とても優秀な介助犬です」と答えたアンバーさんはこの日、3回もパニック障害の発作に襲われたといいます。そしてそのうちの1回を、動画として撮影することにしたのです。
介助犬はどのようにして、パニック発作に襲われた人を助けるのでしょうか。その様子をご覧ください。
「発作が来そうだ」と感じた彼女はカメラを回します。いすに座ったアンバーさんの足元にはオークリーが。すると彼女が何の指示も出していないにもかかわらず、オークリーが立ち上がります。
オークリーはすぐさまアンバーさんの両手を彼女の顔から離させて、その手で自分の体を触らせようとします。そうすることで彼女の気持ちが落ち着くことが分かっているのです。これらはすべて訓練された行動だといいます。
動画をシェアすることに不安を感じたというアンバーさんですが、「これを見てもらえれば、この犬がどのようにして私の人生を変えてくれたか、分かってもらえるでしょう」と説明しています。
世の中には犬が苦手だという人もいるはずです。補助犬が公共の場所や乗り物などにいることを、よく思わない人もいるでしょう。
そのような人たちがこの動画を見てくれたら、犬たちがどれほど私たち人間のために尽くしてくれているのかが分かるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]