『かぼす』と『すだち』の違いは?見分け方や似ている果物の特徴を解説
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『かぼす』と『すだち』は、どちらも料理にさわやかな香りと酸味を添える柑橘類として人気があります。しかし、見た目が似ているため、どのように見分ければよいか分からない人もいるでしょう。
本記事では、『かぼす』と『すだち』の特徴や見分け方、似た果物との違いを解説します。
『かぼす』と『すだち』の違いを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
『かぼす』と『すだち』はどんな果物?
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『かぼす』と『すだち』は、見た目が似ているため混同されがちですが、実は味や使われ方、育てられている地域にも違いがあります。
ここでは『かぼす』と『すだち』がどのような果物なのかをまとめました。
かぼす
かぼすは、大分県を代表する香酸柑橘で、さわやかな香りとまろやかな酸味が特徴です。全国生産の約9割が大分県で占められ、8〜12月に収穫されます。
料理では、フグや焼き魚、鍋物に添えるほか、果汁を絞ってポン酢やドレッシングにも活用され、料理の風味をやさしくまとめてくれるのです。
また、クエン酸やビタミンC、カリウムなどの成分が含まれており、肌や身体の健康維持のサポートにも役立つといわれています。
かぼすの木は江戸時代に京都から持ち帰られた苗が始まりとされ、臼杵市では樹齢200年以上の古木が今も残っているようです。
このように、かぼすは料理に香りと酸味を添えるだけでなく、健康や歴史の面でも魅力が詰まった果物といえるでしょう。
すだち
すだちは徳島県の名産として知られる香酸柑橘で、全国の生産量のほとんどが同県で占められています。
皮の色が濃い緑のうちに収穫され、特有の鋭い酸味とさわやかな香りが特徴です。収穫のピークは8月~10月にかけてですが、ハウス栽培や冷蔵保存により、1年を通して店頭に並ぶようになりました。
果汁にはクエン酸やビタミンCが豊富で、果皮にも栄養があるため、料理では皮ごと使われることもあるようです。
すだちは焼き魚や刺身、マツタケ、豆腐料理など、香りや酸味で素材を引き立てたい場面で重宝されます。また、酸味を生かして塩分を減らす工夫にも役立ち、減塩を意識する人にも人気があるそうです。
このように、すだちは風味と健康効果の両面で優れた果物といえるでしょう。
『かぼす』と『すだち』の見分け方
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『かぼす』と『すだち』は、見た目がよく似ているため、どちらがどちらなのか分からなくなることが多い果物です。
ここでは、見た目、香り、味の3つの視点から『かぼす』と『すだち』の見分け方を見ていきましょう。
見た目
『かぼす』と『すだち』は、色が似ているため見分けにくいと思われがちですが、大きさに注目すると違いが分かりやすくなります。
かぼすはテニスボールくらいのサイズで、すだちはゴルフボールほどのサイズで小ぶりです。かぼすはすだちより明らかに大きく、一般的にその差は3~5倍といわれています。
スーパーなどで見かけた際には、大きさを手がかりにすると、両者を見分けるのに役立つでしょう。
香り
香りの違いも『かぼす』と『すだち』を見分けるポイントです。
かぼすは、やわらかくフルーティーな香りが特徴で、ほのかに甘みを感じさせるような上品な香りがします。一方、すだちはより香りが強く、切った瞬間に広がるシャープでさわやかな香りが魅力です。
すだちの香気成分は12種類以上あるといわれ、特に皮の部分から強く香ります。
味
味の違いも『かぼす』と『すだち』を見分ける判断材料になるでしょう。
かぼすは果汁がたっぷり含まれており、酸味はしっかりしていますが、どこかまろやかで甘みをほんのり感じる味わいです。
このため、白身魚や鍋料理など、繊細な味の食材と相性がよく、料理全体をまるくまとめてくれます。
一方、すだちは酸味がキリッとしていてさっぱりとした後味が特徴です。苦味が少なくクセもないため、幅広い料理に使いやすく、特に香りの強いマツタケやサンマなどとの相性が抜群といえます。
両者とも甘みはあまりありませんが、酸味の質や強さに違いがあり、それが味わいの印象を大きく左右するのです。
『かぼす』と『すだち』に似た果物
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『かぼす』や『すだち』は、料理に香りと酸味を加える香酸柑橘として広く使われていますが、実はよく似た特徴を持つ果物がいくつか存在します。
ここでは『かぼす』や『すだち』に似ている3種類の果物について見ていきましょう。
ユズ
ユズは、日本の食卓で古くから親しまれている香酸柑橘の1つで、特に高知県で多く栽培されています。
かぼすやすだちと比べると中くらいの大きさで、皮がごつごつしているのが特徴です。
ユズには青ユズと黄ユズがあり、夏に出回る青ユズは酸味と苦味が強く、皮の香りが高いため薬味として使われます。
一方、冬に旬を迎える黄ユズは果汁もたっぷりで、鍋物や酢の物にしぼったり、皮を刻んで料理の風味付けに使ったりすることが多いです。
また『ユズノン』という独自の香り成分を含んでおり、リラックス効果もあるといわれています。
香りと酸味の強さが特徴のユズは、料理を香り豊かに演出してくれる果物です。
シークワーサー
シークワーサーは、主に沖縄県で栽培されている小さな柑橘類になります。
完熟前の青い果実は、酸味が強く、焼き魚や刺身などの料理に果汁を搾って使うことが多いです。
大きさはゴルフボールほどで、見た目はかぼすに似ていますが、形がやや扁平で、香りに独特のさわやかさがあります。また、時間が経つと黄色く熟して甘みが増し、そのまま食べられる果実としても人気です。
クエン酸やビタミンCを多く含み、さらに『ノビレチン』という成分が健康維持にも役立つと注目されています。
果汁はジュースやゼリーにも使われ、苦味や渋みが少ないため、やさしい味わいが楽しめるでしょう。
ライム
ライムは、ヒマラヤ地方が原産とされる柑橘類で、日本では愛媛県や香川県などで栽培されています。カリフォルニアやメキシコからの輸入が多く、通年で店頭に並んでいるのが特徴です。
酸味はレモンよりもやや弱めとされ、すっきりとした苦味と独特の香りがあり、料理や飲み物の香り付けに使われています。
主な使い道は、ドレッシングやソース、モヒートなどのカクテルに加えられることが多く、風味のアクセントに適しているでしょう。
かぼすやすだちと同じく、果汁を直接使うことが多いですが、そのまま食べるのではなく薬味的な役割を果たします。
『かぼす』と『すだち』は大きさや香り、味に違いがある
『かぼす』と『すだち』は、見た目がよく似ていますが、大きさや香り、味わい、用途において明確な違いがあるのです。
かぼすはすだちよりも大きくまろやかな酸味で、すだちは小さめでキリッとした香りと酸味があります。
さらに、ユズやシークワーサー、ライムといった似た香酸柑橘も、それぞれに個性があり、使い分けることで食卓の幅が広がるでしょう。
香りや酸味の違いを楽しみながら、食卓に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]