「恥ずかしいからやめて」と言われた父 翌朝コスプレで息子を見送り続けた理由
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朝、学校に行く子どもを親が元気に送り出す様子は、ほほえましい光景です。
しかし子どもが思春期と呼ばれる年齢になると、親子の会話が少なくなっていくのは自然なことでしょう。
アメリカに住むレインさんの父親は、息子がスクールバスに乗って学校へ行く時に玄関先で手を振って見送るのが日課でした。
毎朝バスが来るまでの短い時間、父デールさんは玄関の外に出て手を振り続けていたのです。レインさんが幼い頃には、その光景はごく当たり前のものだったことでしょう。
しかしレインさんが16歳になった2010年、彼は父親に見送られることを恥ずかしく感じるようになります。
そしてこっそり母親に「お父さんに『もう見送りはやめて』って伝えてよ」と頼んだのです。
ところがこの会話を、父親のデールさんが耳にしてしまいました。
息子に「見送りはやめて」といわれた父は
きっと多くの父親は息子に「恥ずかしいから見送りはしないで」といわれたらその通りにすることでしょう。
しかし、デールさんは違いました。
翌朝、いつものように学校へ向かおうとするレインさんの目に飛び込んできたのは、なぜかアメリカンフットボールのユニフォーム姿で手を振る父の姿!
そしてこの日から、父は毎朝コスチュームを着て、レインさんを見送るようになったのです。
「やめて」といわれたら、もっと目立つ格好で見送ろう。そんな父デールさんの発想は、その後も止まることがありませんでした。
3年間・170日間、一度も欠かさなかった見送り
ほかにもウエディングドレスやバットガール、インクレディブル・ハルクなど、毎日違うコスチューム姿でレインさんを見送った父親。
なんとその後3年間にわたり、息子の学校がある170日間、1日も欠かさずに見送りをし続けたのです。
スクールバスの窓から外を見るたびに、毎回異なる仮装姿の父が手を振っている。同乗していたバスの仲間たちも、デールさんの姿をいつしか楽しみにしていたかもしれません。
「恥ずかしいからやめて」と頼んだはずが、さらに恥ずかしい思いをすることになったレインさん。しかしそんな父親の挑戦は、親子の絆をより強くすることとなります。
父の背中を見て育った息子が、今度は父親に
レインさんは父親に反抗して道を外れたりすることもなく、立派な青年に成長。
2018年8月に彼の母親のFacebookに投稿された写真には、結婚して自らが父となったレインさんと、仲よしの幸せそうな家族の姿がありました。
多感な思春期の息子に対して放っておくのではなく、あえてユーモアと愛情たっぷりに接し続けた父親。
きっとレインさん自身も、素敵な父親になることでしょう。
[文・構成/grape編集部]