「旅立つペットのそばを離れないで」 獣医からの切実な願いが心に刺さる
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愛する家族を失うことは何よりつらいことです。それはペットであっても同じことでしょう。
南アフリカにある動物病院のFacebookに、獣医からの切実なメッセージが投稿されました。そこにはペットの飼い主に向けて、獣医からのある『お願い』が書かれています。
※写真はイメージ
ペットが旅立つ時にどうかそばを離れないで
病気などのやむを得ない事情でペットを安楽死させなくてはならない…それは飼い主にとってこの上なくつらいことです。それだけに、つらすぎて安楽死の瞬間に立ち会えない飼い主がとても多いのだそう。
この投稿は11万回以上シェアされ、たくさんのコメントが寄せられています。
・僕は美しい20歳のシャム猫を看取らなければならなかった。彼が虹の橋を渡る時、何が何でも彼を抱きしめていたかった。彼に愛しているよといいつづけ、彼は僕がそばにいることが分かっていた。僕がこれからもいつだってそばにいるってことを彼に知っていてほしかった。いまでも毎日彼がいなくてさびしいよ。
・私は10年間獣医をしています。そして飼い主がペットのそばにいてくれたほうが望ましいと思っています。愛するペットに最後の愛と慰めを示し、彼らを尊重すべきです。でももし何らかの理由でペットのそばにいられない場合は、私たちが彼らを慰め、なでて、話しかけてあげます。彼らが穏やかな気持ちで旅立てるように。
・これは議論の的を呼ぶテーマでしょうね。誰もが自分の心に従って正しいと思うことをしているはず。私はこの投稿に同感です。自分が愛するペットとさよならする時に、彼らから離れることなんて想像できない。でもなぜほかの人を非難する必要があるのかしら?それぞれが正しいと思うことならそれでいいと思う。
投稿を読んだ人は同感するという意見だけでなく、「最期を看取るかどうかは飼い主の判断であって、責められるべきではない」という意見もあります。またこの投稿を読んで、ますます看取ることがつらくなったという人も。
※写真はイメージ
この投稿を書いた獣医も、きっとあまりのつらさに耐えかねて飼い主に訴えたかったのでしょう。この獣医はペットの気持ちに寄り添った心優しい人なのではないでしょうか。
それぞれのペットと飼い主には特別な思いがあり、何が正解かは分かりません。ただこの投稿に記されているようなペットの本当の気持ちを知ることは、いざその時がやって来た時に飼い主が最善の選択をする手助けになるような気がします。
[文・構成/grape編集部]