子どもを貧困から救いたい アメリカの学校で給食をお弁当にする試みが始まる
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秋田県のスーパーで買った鮭弁当 フタを開けたら?「笑った」「世界は広いわ」「秋田県のわりとマジでおすすめなグルメ」というコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、鬼灯すすき(@susuki_hozuki)さん。 秋田県の有名な食べ物といえば、きりたんぽや稲庭うどんなどを、思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、ほかにも秋田県の名物があるのだとか。
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食品廃棄と子どもたちの貧困。世界的な問題となっているこの2つが同時に解決する画期的な試みが、アメリカで行われています。
インディアナ州にある小学校で始まったのは、お昼の給食で残った食品をパックに詰めて、生徒たちに無料で配布するという『バックパック・プログラム』です。
このプログラムは地元の非営利団体『カルティベイト』とエッカート・コミュニティスクールが共同でスタート。家庭の事情で十分な食事をとることが困難な子どもたちが対象です。
学校のカフェテリアでランチタイムに提供された給食の残りを、『カルティベイト』のボランティアスタッフが1食ずつパックして冷凍します。
ウェブメディア『Bored Panda』によると、毎週金曜日に8食分のお弁当が手渡されるため、子どもたちは金曜の夕食と週末の食事の心配がなくなるというわけです。
このプログラムは3月29日から始まりました。必要な食品の量を把握するため、まずは20人の生徒が対象となっています。
海外メディア『Inside Edition』によると、お弁当を受け取った子どもたちは満面の笑顔になり、それを見た教師たちは涙を流したといいます。教師たちは普段から子どもたちがお腹を空かせているのを知っていたため、心を痛めていたのでしょう。
これまで、エッカート・コミュニティスクールの給食で残った食品は、まだ食べられるにもかかわらず、すべて廃棄されていました。
『バックパック・プログラム』は、育ち盛りの子どもたちに栄養のあるおいしい食事を提供すると共に食品の廃棄も防ぐとができ、まさに一石二鳥なのです。
この画期的な試みは全米で大きな話題となっています。『子どもたち』と『食品』の両方を救う『バックパック・プログラム』が、今後はより多くの学校で行われるようになることを期待したいですね。
[文・構成/grape編集部]