society

「24時間ムリ」 現場の声を受け、ついにセブンが…?

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

365日24時間営業をしているコンビニエンスストア(以下、コンビニ)。

利用者側からすると、いつでも店を利用できて便利ですが、店舗を運営するオーナー側からは、人員不足による問題から「24時間営業をやめたい」という声も上がっています。

セブン‐イレブンで『時短営業』開始か

コンビニの最大手、『セブン‐イレブン・ジャパン』では、年内に一部の店舗で『時短営業』を始めるようです。

セブン-イレブンの永松文彦社長は、2019年6月25日に放送された報道番組『深層NEWS』(BS日テレ)の収録で、年内にも正式に一部の店舗で24時間営業を控える見通しを示しました。

「24時間営業は限界」 加盟店オーナーの声を受けて

同年2月、大阪府東大阪市の加盟店オーナーが「24時間運営は困難」として独自に時短営業を始め、セブン-イレブン本部と対立。

本部がオーナーに対してペナルティーや契約解除の方針を示すと、一部加盟店で構成する『コンビニ加盟店ユニオン』が時短営業などを求め、団体交渉に応じるよう本部に要求しました。

この件が明らかになると、本部に対し世間の批判が集中。また経済産業省もコンビニ大手4社に、加盟店の負担軽減を要請しています。

セブン-イレブンは、時短により売り上げが減少しても、人件費の減少で経営が成り立つと加盟店が判断すれば、時短営業の開始を認めるといいます。

このニュースを受けて、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。

・世論がセブン‐イレブンを動かしたよい例。

・コンビニの深夜営業はそろそろやめるべき。ようやく一歩進んだ。

・本部は加盟店の意見をしっかり聞いてほしい。

コンビニ業界では、『ファミリーマート』がすでに6月から一部地域のフランチャイズ加盟店において、時短営業の実証実験を開始。『ローソン』も少数の店舗で時短営業を実施するなど、業界全体が24時間営業の見直しを検討しています。

24時間営業のコンビニは、深夜や早朝に仕事をしている人にとって、とても便利な存在です。

しかし、本当にすべての店舗が24時間営業する必要があるのか、消費者の利便性だけでなく働く側の立場にも立って、考えていかなければなりませんね。


[文・構成/grape編集部]

コージーコーナーの写真

「このケーキどうなるの?」 廃棄間際のスイーツを…「これは知らなかった」飲食店で食品ロスの危機におちいっている商品を買って『レスキュー』することができる、食品ロス削減アプリの『TABETE』に出会った女性。実際にレスキューしてみた結果?

火野正平の写真

俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。

出典
深層NEWS

Share Post LINE はてな コメント

page
top