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設楽統の持論に「よく分かる」と共感の声 「怒りっぽい人は…」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2010年1月に放送されたラジオ番組『金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ『バナナマン』の設楽統さんが語った内容が「素晴らしい」と、改めて注目を集めています。

設楽統「引き出しが少ないから」

一般的には歳を取ると性格が丸くなるといわれていますが、相方の日村勇紀さんは「昔は怒らなかったのに、歳を重ねるたびに怒りっぽくなっている」と、設楽さんに悩みを相談。

日村さんは、後輩の行動に腹を立てるような事態にたびたび遭遇しているのだそうです。

そのため、「相談をされても怒ってしまうかもしれない」と、日村さんは悩みを打ち明けました。

例えばね、相談とか来られても俺は怒っちゃうんだよね。「こうすればいいんだよ」とか、冷静なことをいえず「それよりも、この前の飲み会ダメだったじゃん」とかいってしまいそう。

金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD ーより引用

日村さんの悩みを受けて、設楽さんはこのように助言しています。

それは多分ね。日村さんの引き出しが少ないんだよ。でも、俺も引き出しが多いわけじゃないんだけど。

俺ね、聞いたことがある。怒るっていうことは、自分の知っているそれ(事柄)には「これですよ」っていう(助言ができるけど)、経験値がない時は人って怒るんだって。

だからそういう若手がいても、「あぁ、なるほどな、俺もそうだったな」とか、それでうまいこと怒るんじゃなくて、自分がうまいこと橋渡しをしてあげることができるようになったら怒らなくなる。

経験値がいっぱい(あれば)、人は丸くなるんだよ。で、自分のやりかたが「これしかない」って1個しか持ってなかったら、それからはみ出たやりかたをするやつを自分のやりかたに戻すために、強引に「てめぇ、何やってんだよ。こういう時はこうしろよ!」っていっちゃう。

だけど、そういう時にそれ以外の方法を知っていると「お前、こうやってんのか。じゃあ、こうやってみろよ。それで面白かったら俺もやるからさ」(という助言)ができる。

だから、自分も成長しないとイライラは募る。

金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD ーより引用

自分とは違う考えや行動をする人に怒ってしまうのは、「自分の経験値が少ないから」と話す設楽さん。

たくさんの経験を積み、引き出しを増やすことで「他人を理解し、怒らずにアドバイスしてあげることができるようになる」といいます。

また、昔は怒らなかったのに、怒りっぽくなったという日村さんの状況にも理解を示しました。

でも、これが年々むかついているっていうのは…いいことだよ。日村さん昔は多分、ゼロだったんだよ。だからむかつくことがなかった。

それが「こういうもんだ」っていうのが(自分が)1個でき上がったから「自分の中ではこうだったから、お前違うぞ」ってなった。

今度はそれが成長すると、そっちパターンも「あ、なるほど。そこかお前は」ってなる。 悟りを開くじゃないけど、いろんな経験値があるから「なるほどね」って怒らないで(助言を)してあげることができる。

金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD ーより引用

自身も「怒ることがある」といいつつも、経験値を積み、相手を理解する大切さを説いた設楽さん。

その言葉を聞いて、ネット上では共感や称賛の声が上がっています。

・確かに経験値があれば、感情的にならずに合理的な道を選択できるようになるんだろうな。

・すごく共感。歳を取ると落ち着きが出るのはこのためか。

・心が豊かになれば相手を理解できるし、差別する考えもなくなりそうです。

・苦労してきた人ほど、引き出しは多くなりますよね。

もちろん、間違ったことをしている相手に対し、叱らなければいけない場面もあります。

ただ、怒る理由が「自分の経験にないことだから」とはならないように、人生経験の引き出しをたくさん持てるようになりたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
金曜JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD

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