男の子と手をつないで歩く警察官 この写真に人々が感動した特別な理由とは
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカでシングルマザーとして4歳のアンドリューくんを育てるテイラー・ポミラさん。彼女がFacebookにシェアしたストーリーが大きな反響を呼んでいます。
この日、テイラーさんはいつものようにアンドリューくんを学校へ迎えに行き、電車で帰宅しようとしていました。アンドリューくんは自閉症をもっており、自宅のある駅までは1時間弱かかるため、彼女は常に息子が機嫌よく座っていられるようにiPadやお菓子などを持ち歩いています。
ところがこの日のアンドリューくんは機嫌が悪く、車内でかんしゃくを起こし始めたのです。
テイラーさんは床に寝転がったり、大声で叫んだりする息子をなんとか落ち着かせようとしますが、彼はそんな母親を蹴ったり、叩いたり…アンドリューくん自身もどうすることもできないのです。
ラッシュアワーで混み合う電車内で、ほかの乗客は冷ややかな目で2人を見ていました。その視線に耐えられなくなったテイラーさんは思わず「本当にすみません!この子は自閉症なんです!」と叫んでしまいます。
仕方なくテイラーさんたちは次の駅で途中下車することに。その後もアンドリューくんのかんしゃくはおさまらず、電車に乗ることを嫌がり地面に寝転がる彼の洋服は真っ黒に汚れていました。
そんな状態が15分近く続き、テイラーさんは挫折感と、人々が息子を非難の目で見ることへの悲しみで泣き出してしまいます。
困り果てる母親に声をかけてきたのは
その時、1人の男性がテイラーさんたちに近づいてきます。その人は駅勤務の警察官、ドミニク・ケイスさんで、「何かお手伝いが必要ですか?」と声をかけてきたのです。
テイラーさんは状況を説明し、自分たちがそこから30分ほどかかる別の駅まで行く予定だということを伝えます。するとドミニクさんはためらいなくこういったのです。
「いいですよ。私が一緒に電車に乗りましょう」
そしてドミニクさんは身に着けていた警察バッジを外してアンドリューくんに渡し、こういいます。
「僕と一緒に警察官になって、電車の中で僕の仕事を手伝ってくれないかな?」
するとアンドリューくんは「いいよ」と答えます。こうしてドミニクさんは電車の中でアンドリューくんの隣に座り、面白いビデオを見せたり、変な顔をしたりしながら、テイラーさんの最寄り駅まで付き添ってくれたのです。
無事に帰宅できたテイラーさんは、ドミニクさんの名前を聞きそびれたことに気が付きます。そこでこの出来事をFacebookに投稿すると、ドミニクさんだということが判明。
こうして後日、テイラーさんたちは彼に再会し、あらためて感謝を伝えることができました。
テイラーさんの投稿は拡散され、同じく自閉症の子供をもつ親や多くの人たちから、ドミニクさんだけでなく、深い愛情をもってアンドリューくんを育てているテイラーさんに対しても称賛の声が寄せられています。
愛する息子に向けられる世間からの非難の目に傷付いていたテイラーさんにとって、ドミニクさんの優しさはどれほど嬉しかったことでしょう。
ドミニクさんの思いやりあふれる行動に大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]