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北大路欣也の父・市川右太衛門はどんな人? 『銭形平次』や『忠臣蔵』などで注目を浴びる

By - grape編集部  公開:  更新:

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北大路欣也

映画やドラマで大物役を演じることが多い、俳優の北大路欣也(きたおおじきんや)さん。

そんな北大路欣也さんの出演作品や父親、共演者についてなど、さまざまな情報をご紹介します。

北大路欣也の父は時代劇スター・市川右太衛門

北大路欣也さんの父親は、市川右太衛門(いちかわうたえもん)さんです。

市川右太衛門さんは俳優として、主に時代劇に出演。時代劇『旗本退屈男』で世間から注目を集め、時代劇のトップスターとして数多くの作品に出演しました。

「眉間に冴える三日月形、天下御免の向こう傷」というセリフが有名な、市川右太衛門さん。明るく豪快な演技に魅力を感じてファンになったという人も。

旗本という殿様役が見事にはまり、『旗本退屈男』は30本も映画化されました。

ちなみに、『旗本退屈男』シリーズはDVD化されている作品もあります。

時代劇のトップスターとして活躍してきた市川右太衛門さんですが、1999年9月16日にこの世を去りました。

北大路欣也は数多くの時代劇に出演

北大路欣也さんのデビューは、1956年の映画『父子鷹』です。

その後も、時代劇『銭形平次』(フジテレビ系)や『忠臣蔵』(日本テレビ系)、『徳川家康』(テレビ朝日系)、大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK)などに出演しています。

北大路欣也さんは2019年で、デビューから60年が経過します。超ベテラン俳優ともいえるでしょう。

過去には『第10回報知映画賞』最優秀主演男優賞、『紫綬褒章』、『旭日小綬章』といった多くの受賞歴もあります。

北大路欣也は時代劇『忠臣蔵』『銭形平次』『剣客商売』で注目を浴びる

北大路欣也さんが注目を浴びるようになったのは、年末特別番組『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』(テレビ朝日系)や時代劇『銭形平次』(フジテレビ系)、『剣客商売』(フジテレビ系)です。

『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』では、立花左近役を熱演。主演を務めた、田村正和さんと初共演した作品でもあります。

『忠臣蔵』は、江戸時代中期に江戸城付近で起こった史実をもとに歌舞伎や浄瑠璃の演目として創作。これまで、何度となくドラマや映画になっています。

『忠臣蔵〜その男、大石内蔵助』は、大石内蔵助を掘り下げた展開です。

時代劇『銭形平次』もシリーズ作であり、主演を変えて放送されています。北大路欣也さんは1991年にスタートしたシリーズ作で、主人公・銭形平次を演じました。

江戸を中心として活躍する平次は岡っ引きの八五郎と妻であるお静といった、個性あふれる人物と共に生活。

投げ銭シーンのカッコよさが多くの視聴者を惹きつけ、長年のファンも多くいます。

時代劇『剣客商売』もシリーズ作品です。同作品は、藤田まことさんのシリーズと北大路欣也さんのシリーズがあります。

2012年から放送された『剣客商売』が北大路欣也さんの主演作品です。藤田まことさんの死去にともない、キャストが大幅に入れ替わりました。

北大路欣也は昔、映画で弘法大師『空海』を演じた経験も!

時代劇にはコンスタントに出演している北大路欣也さん。歴史や史実をもとにした作品に多く出演しています。

そんな北大路欣也さんは、かつて、弘法大師『空海』も演じました。

映画『空海』が公開されたのは、1984年4月14日。若いころの空海である、真魚役を松岡章夫さんが演じ、北大路欣也さんはその後の空海を演じています。

真魚が突然姿を消し、家族が呼び止める間もなく命がけの修行へ向かうことに。富士山が大爆発を起こして、修行中の真魚は逃げまどう村人たちを鍾乳洞に避難させます。

そのころ、東宮御所では桓武帝の命令で遣唐使の派遣が決定し、後に真魚は留学生として参加が許可されました。それを機会に空海と名乗り、その後の人生も描かれています。

映画『空海』は、空海の人生を丁寧に描いているため、上映時間は179分と長時間の作品です。空海の生涯のライバルとなる最澄も登場し、とても見応えのある作品となっています。

ちなみに、『空海』は『第8回日本アカデミー賞』脚本賞を受賞。主演を務めた北大路欣也さんは主演男優賞を受賞しています。

北大路欣也は木村拓哉、中島健人とドラマで共演

北大路欣也さんは長年、俳優として活躍しているため、共演したことのあるキャストも豪華です。

2007年1月から3月にかけて放送されたドラマ『華麗なる一族』(TBS系)では、木村拓哉(きむらたくや)さんと共演しました。

同ドラマは、戦後の高度経済成長期を舞台に財閥である万俵家を取り巻く様子が描かれています。

北大路欣也さんは、阪神銀行の頭取・万俵大介役として出演。その長男でありグループ会社の阪神特殊製鋼・専務でもある万俵鉄平役を木村拓哉さんが演じました。

鉄平は、設備拡大のための資金融資を大介に持ちかけるものの、断られます。それ以後、親子の亀裂が深まっていく様子を描いています。

また、2019年3月28日に『フジテレビ開局60周年特別企画』として放送されたドラマ『砂の器』(フジテレビ系)。北大路欣也さんは同ドラマに、特別出演で登場しました。

キャストは、東山紀之(ひがしやまのりゆき)さんや土屋太鳳(つちやたお)さん、泉ピン子(いずみぴんこ)さんなど豪華。中には、男性アイドルグループ『Sexy Zone』のメンバーである、中島健人(なかじまけんと)さんもいます。

『砂の器』は、2018年10月に渋谷駅の裏手で中年男性の遺体が発見されるところから事件が始まり、解決に向けて進むストーリーです。中島健人さんは天才作曲家の和賀英良役を演じ、北大路欣也さんは和賀英良の婚約者である田所佐知子の父親・田所重喜役として登場します。

北大路欣也の現在・これから

北大路欣也さんは2019年7月クールのドラマ『刑事7人』(テレビ朝日系)に出演。専従捜査班に協力する東都大学医学部・法医学教授の堂本俊太郎役として、事件解決をサポートします。

今後もドラマや映画などで活躍することを期待しましょう。

北大路欣也 プロフィール

生年月日:1943年2月23日
出身地:京都府京都市
血液型:A型
身長:174cm
所属事務所:ホリプロ・ブッキング・エージェンシー

1959年に映画『父子鷹』でデビュー。その後、映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』や『せんせい』など数多くの作品に出演。時代劇にも多数出演。経営者や教授、政治家など大物人物の役を多く演じるベテラン俳優である。父は俳優の市川右太衛門。


[文・構成/grape編集部]

出典
砂の器@keiji_7nin

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