「肥満だから」と安楽死させられそうだった犬 新たな飼い主と減量に大成功 By - grape編集部 公開:2019-08-27 更新:2019-08-27 動画犬 Share Post LINE はてな コメント 出典:This is Kai 2018年、カナダにある動物病院に1匹のゴールデンレトリバーが連れて来られました。そこで飼い主は獣医師に耳を疑うような言葉をいい放ったのです。 「この犬、太りすぎなので安楽死させてください」 犬の名前は『カイ』。海外メディア『Good Morning America』によると、その時のカイの体重は約78㎏。ゴールデンレトリバーの成犬の平均体重より45㎏以上もオーバーしており、獣医師も「これほどまでに肥満の動物を見たのは初めてだった」というほどでした。 Big Kai (April 2018) Hey, where’s my neck?!Posted by This is Kai on Tuesday, December 4, 2018 Posted by This is Kai on Tuesday, April 3, 2018 肥満はペットの健康に悪影響を及ぼします。ところが愛犬の健康管理を怠った飼い主は反省するどころか、安楽死という信じられない選択をしたのです。 心優しい獣医師がとった行動は 獣医師は飼い主の依頼に従うことを拒否。その代わりにアルバータ州の動物保護団体に連絡し、カイに新しい里親を見つけるための協力を頼むことにします。 そして事情を知ったパム・ヘギーさんという女性が名乗りを上げ、カイの世話をすることになりました。 カイが初めてパムさんの家にやってきた時、彼は玄関の階段を上がるのになんと20分もかかったといいます。 Me and my Foster Mom -KaiPosted by This is Kai on Thursday, March 22, 2018 こうしてカイとパムさんの二人三脚による、減量作戦がスタート!最初は何から始めたらいいのか分からなかったというパムさんは、まず1日3回カイを散歩に連れて行くことにします。 ところがカイはほんの数歩ほど歩いただけで息を切らし、座り込んでしまいます。 The face of determination. You’ve got this buddy. 💪🏻🐶Posted by This is Kai on Wednesday, March 21, 2018 それでもパムさんは毎日カイを散歩に連れ出し、少しずつ歩く距離を長くしていきました。 さらにカイの脚を鍛えるために水中トレーニングも開始。合わせて食事も厳しく管理しました。 It’s swim day again today!!Posted by This is Kai on Tuesday, April 17, 2018 重たい体で運動するのはカイにとっても大変なことです。しかしパムさんの思いが通じたのでしょう。カイも決してあきらめず、彼とパムさんの間には次第に強い信頼関係が築かれていきます。 そして日を追うごとにカイの体重は減少していき、体力がついてきます。その成果は目を見張るほどで、歩ける距離が延び、ベッドから起き上がり、自分の足で車に乗り込むこともできるようになりました。 In March, when I started this journey I could barely get half way down the driveway before I had to rest. I had to be…Posted by This is Kai on Tuesday, July 3, 2018 パムさんの家に来てから3か月後 Posted by This is Kai on Thursday, July 26, 2018 8か月後 Eight months and almost 80 pounds less 💪🏻Posted by This is Kai on Friday, November 23, 2018 そして2019年6月に撮影された動画では、まるで別の犬のように軽やかに走るカイの姿が! I brake for snacks! . . . #snackbreak #dogsnacks #100poundsdown #dogsofinstagram #rescuedogPosted by This is Kai on Wednesday, June 12, 2019 カイは約1年で45㎏の減量に成功!なんと1年前と比べて体重の半分以上を減らすという大がかりなダイエットをやり遂げたのです。 TBT celebrating Canada Day In 2018 and 2019 🇨🇦 So if you’re thinking about setting a goal- and then realize it may take years to achieve- the time is going to pass anyhow. You just need to start.Posted by This is Kai on Thursday, July 18, 2019 I am super stoked to introduce to you a recently certified member of The Pet Therapy Society of Northern Alberta -ME!!!…Posted by This is Kai on Sunday, June 16, 2019 パムさんは『Good Morning America』にこう語っています。 カイはとても大きな任務をやり遂げる方法は、先のことを心配せずに1日1日、目の前の問題に着実に取り組むということを見せてくれました。 彼は昨日のことも、明日のことも心配していません。ただその日にするべきことだけにフォーカスし、実行する。 私たちは犬たちから多くを学ぶことができます。 Good Morning America ーより引用(和訳) ペットの健康管理は飼い主の義務です。カイが太りすぎてしまったのは彼のせいではありません。 カイは、彼を安楽死させなかった獣医師の優しさと、パムさんの献身的な世話のおかげで、健康的な生活を手に入れることができました。 しかしもっとも頑張ったのは、決してあきらめることなく厳しいダイエットと運動に励んだカイ自身なのでしょう。 自由に走り回れる喜びを知ったカイが、これからはずっと元気に毎日を楽しんでいけるといいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 Good Morning America/This is Kai Share Post LINE はてな コメント
2018年、カナダにある動物病院に1匹のゴールデンレトリバーが連れて来られました。そこで飼い主は獣医師に耳を疑うような言葉をいい放ったのです。
「この犬、太りすぎなので安楽死させてください」
犬の名前は『カイ』。海外メディア『Good Morning America』によると、その時のカイの体重は約78㎏。ゴールデンレトリバーの成犬の平均体重より45㎏以上もオーバーしており、獣医師も「これほどまでに肥満の動物を見たのは初めてだった」というほどでした。
肥満はペットの健康に悪影響を及ぼします。ところが愛犬の健康管理を怠った飼い主は反省するどころか、安楽死という信じられない選択をしたのです。
心優しい獣医師がとった行動は
獣医師は飼い主の依頼に従うことを拒否。その代わりにアルバータ州の動物保護団体に連絡し、カイに新しい里親を見つけるための協力を頼むことにします。
そして事情を知ったパム・ヘギーさんという女性が名乗りを上げ、カイの世話をすることになりました。
カイが初めてパムさんの家にやってきた時、彼は玄関の階段を上がるのになんと20分もかかったといいます。
こうしてカイとパムさんの二人三脚による、減量作戦がスタート!最初は何から始めたらいいのか分からなかったというパムさんは、まず1日3回カイを散歩に連れて行くことにします。
ところがカイはほんの数歩ほど歩いただけで息を切らし、座り込んでしまいます。
それでもパムさんは毎日カイを散歩に連れ出し、少しずつ歩く距離を長くしていきました。
さらにカイの脚を鍛えるために水中トレーニングも開始。合わせて食事も厳しく管理しました。
重たい体で運動するのはカイにとっても大変なことです。しかしパムさんの思いが通じたのでしょう。カイも決してあきらめず、彼とパムさんの間には次第に強い信頼関係が築かれていきます。
そして日を追うごとにカイの体重は減少していき、体力がついてきます。その成果は目を見張るほどで、歩ける距離が延び、ベッドから起き上がり、自分の足で車に乗り込むこともできるようになりました。
パムさんの家に来てから3か月後
8か月後
そして2019年6月に撮影された動画では、まるで別の犬のように軽やかに走るカイの姿が!
カイは約1年で45㎏の減量に成功!なんと1年前と比べて体重の半分以上を減らすという大がかりなダイエットをやり遂げたのです。
パムさんは『Good Morning America』にこう語っています。
ペットの健康管理は飼い主の義務です。カイが太りすぎてしまったのは彼のせいではありません。
カイは、彼を安楽死させなかった獣医師の優しさと、パムさんの献身的な世話のおかげで、健康的な生活を手に入れることができました。
しかしもっとも頑張ったのは、決してあきらめることなく厳しいダイエットと運動に励んだカイ自身なのでしょう。
自由に走り回れる喜びを知ったカイが、これからはずっと元気に毎日を楽しんでいけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]