『銀河鉄道の夜』に出てくるランプを再現したら? あまりの美しさに、トキメキが止まらない
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これ、本当に木とレジン? 宇宙を閉じ込めたような神秘アートが話題「水晶に星空を閉じ込めたようだ」そんな絶賛のコメントが寄せられたのは、アクセサリー作家の、空のおなか屋(@yashino_kokage)さんの作品です。空のおなか屋さんの作品が話題になったのは、美しい見た目に加えて、意外な材料を使っているところにありました。

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日本の童話作家・宮沢賢治さんの代表作『銀河鉄道の夜』。貧しい家庭環境で育った少年・ジョバンニが『本当の幸福』が何かを探し求める物語です。
物語の中に出てくる、あるアイテムを再現したというツイートがじわじわと注目を集めています。
『銀河鉄道の夜』に出てくるカラスウリのランプ
話題になっているのは、物語に登場する祭りのシーンで、子供たちが持ち歩くアイテム『カラスウリのランプ』を再現したものです。
作品を再現したのは、日本画家の尾山篤二郎(@kuroneko_koa)さん。
ある日、妻から「カラスウリのランプって何?」と尋ねられた尾山さんは、実物を見せるためにランプを手作りすることにしました。
尾山さんの手で生み出された、『カラスウリのランプ』をご覧ください!
ころんとした小さなカラスウリのくり抜かれた穴から、こうこうと漏れ出た美しい光。『銀河鉄道の夜』のワンシーンが思い起こされる幻想的な光景に、胸がときめきます。
こちらは、カラスウリに穴を空けて、中に1㎝ほどのロウソクを入れているのだとか。
ネット上では、作品に対し「感激!これが実物のランプかぁ」「美しい」「幻想的な灯りに見惚れた」といったコメントが続出しました。
尾山さんいわく「空想上のものを再現したにすぎないため、実用性はない」とのこと。
そうっと指でつるをつまんで持ち歩けば、『銀河鉄道の夜』に出てくる少年たちの気分を味わえそうです!
[文・構成/grape編集部]