リスにナッツを盗まれて困っていた店 1匹のリスと『取引』をして問題解決
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- 出典
- ivegotfruit/Imgur
イングランド・マンチェスターで新鮮な野菜やフルーツ、ナッツを販売している店『Haveabanana(ハブ・ア・バナナ)』。
公園の中にあるこの青果店には色とりどりのおいしそうな野菜やフルーツがずらりと並んでいます。
2019年の冬のことです。『Haveabanana』の店先に並んでいるナッツが、強盗グループに荒らされるという出来事がありました。
白昼堂々、ナッツを奪っていった強盗たち。それは…リス!
リスにとってナッツは大好物。目の前においしそうなナッツがたくさん並んでいるのを見て、リスたちは「ラッキー!」と思ったのかもしれません。
リスたちはここにナッツがあることを知ってしまいました。毎日のように大切な商品であるナッツを荒らされてしまっては店にとって大損害です。
そんな事件があった後、1匹のリスが店に戻ってきたのだそう。そこで店側はあるアイディアを思いつきます。
このリスと取引をしよう
取引とは、店頭のナッツボックスの中に『リス専用のナッツ箱』を作ること。
店ではそのリスを『バートン』と名付け、ナッツの棚の1番下にバートン専用の箱を設置。その中にナッツをバラで入れて、バートンが自由に持っていけるようにしたのです。
バートンのナッツは好きなだけ持っていっていい。その代わり、ほかのナッツには手を出さないでくれ。
そしてバートンはこの取引に応じたようです。
『Haveabanana』のInstagramの投稿にはこんなハッシュタグがつけられています。
#cantbeatthemjointhem(勝てない相手なら仲間になれ)
この投稿が広まり、今ではバートンはすっかり人気者になったのだとか。
投稿ではまるで強盗団の一味のように紹介されていますが、公園を訪れてバートンにナッツをあげた人によると「とても人懐っこかった」ということです。
なお、バートン用のナッツ以外はすべて袋に入った状態で売られているため、衛生上も問題ないとのこと。
店はリスの集団にナッツを荒らされることがなくなり、バートンは自由にナッツが食べられる。まさに『Win-Win』の関係!
もしかすると今後はバートンの人気のおかげでお客さんが増えるかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]