スーパーで小さな女の子に話しかけた男性 2人のやりとりに96万「いいね」
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両親と一緒にスーパーマーケットに行った2歳のリリー・ベルちゃん。彼女は子供用の小さなショッピングカートを押して買い物をしていました。
するとそんな彼女を見た見知らぬ男性が思わず足を止めます。
男性はリリーちゃんに丁寧に挨拶をして、「これで何か好きなものを買って」と1ドルをプレゼントしたのです。
この微笑ましいやりとりを撮影していたリリーちゃんの母親がTwitterに投稿。すると96万を超える「いいね!」がつきました。
リリーちゃんはもらった1ドルで大好きなチョコレートチップクッキーを買ったそうです。
これだけでも心が温まる出来事ですが、実はこの話には続きがあります。
この日リリーちゃんは検査のためにほぼ1日小児病院で過ごしていました。長時間眠っていた彼女は目を覚ましてからもあまり元気がなく、不機嫌だったのだそう。
そんなリリーちゃんが「お菓子を買いに行きたい」といったため、気分転換のために両親は彼女を連れてスーパーへ行きました。
そこで先ほどの男性と出会い、楽しい会話をしたおかげで、リリーちゃんは元気を取り戻したといいます。
リリーちゃんの母親はTwitterに「この男性は彼女がこの数日間つらかったことを知りません。でも彼は娘を元気づけてくれたのです」と男性に感謝の気持ちをつづっています。
後日、検査の結果、リリーちゃんは脳性麻痺を引き起こす可能性がある『脳室周囲白質軟化症』と診断されたということです。今後は理学療法などの治療を行っていくといいます。
リリーちゃんに1ドルをあげた男性は、彼女のあまりのかわいらしさに素通りすることができなかったのでしょう。まさか彼女がこの日、病院で1日を過ごしていたことなど想像もしていなかったはずです。
ほかの人が抱えているさまざまな事情は目には見えないものです。笑顔で元気そうに見える人でも本当は困難な問題に直面しているかもしれません。
見知らぬ人に対して常に思いやりをもって接することができるようになりたいですね。
[文・構成/grape編集部]