新フィギュア女王・紀平梨花のプロフィールについて!これまでの成績や得意技は?
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日本フィギュアの強化選手にも選ばれている紀平梨花(きひらりか)さん。フィギュア選手を目指す子供たちにとっては憧れの存在です。
フィギュアの成績は華々しく、フィギュア界でもおおいに存在感を発揮しています。
紀平梨花さんの成績や得意技、プロフィールなどをご紹介します。
紀平梨花の幼少期
2020年2月現在、17歳で、フィギュア選手として活躍中の紀平梨花さん。
紀平梨花さんが子供の頃どのように過ごしていたのかをご紹介します。
紀平梨花さんは、フィギュアスケートを学ぶかたわらで、エレクトーン、ピアノ、体操、水泳、バレエ、ダンスといろいろな習い事をしていたようです。
今はフィギュアの強化選手として過ごしている紀平梨花さんは、趣味・特技にダンスを挙げています。ダンスはフィギュアにも必要なものですし、幼少期の紀平梨花さんの習い事を見てみると、フィギュアに役立ちそうなものばかりですね。
紀平梨花の出身校
2020年2月現在、紀平梨花さんは現役の高校生です。
中学校を卒業した後、通学制の高校には進学せず、N高等学校という通信制の学校に入学しています。
この選択には、「全日制の高校ではフィギュアスケートと学校生活の両立が難しかったから」という理由があったそうです。
紀平梨花の年齢
紀平梨花さんは、2002年7月21日生まれ。2020年2月現在での年齢は、17歳です。
年齢でいうと、17歳はジュニアの大会にも出場可能ですが、紀平梨花さんはすでにシニアに転向し、世界でも有数の選手として活躍しています。
紀平梨花の身長
スケートリンクの上で、のびのびと踊る紀平梨花さん。シングルで踊っている時は、誰かが横にいるわけでもないため、身長がどのぐらいなのか分かりませんよね。
氷の上では堂々と踊っているため、1回りも2回りも大きく見えるスポーツ選手も多いので、紀平梨花さんがどのぐらいの身長なのかと疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
現在、公表されている紀平梨花さんの身長は153cmです。
高校2年生、17歳女子の平均身長が157.9cmであることから考えると、少し低いといえます。
紀平梨花の性格
エイベックス・アーティストアカデミーの特待生としても頑張っている紀平梨花さん。どのような性格の持ち主なのでしょうか。
紀平梨花さんは、2017年に女子選手として世界初成功となる『3A&3T(トリプルアクセル-3回転トゥループ)』を披露した人物なので、練習を怠らない、努力家の一面は誰にでも伝わってくるところではないでしょうか。
そんな紀平梨花さんは、2018年にもグランプリファイナルのショートプログラムで史上最高得点を打ち出しています。
このような点を出すまでに練習するというのは、紀平梨花さんに才能があるというだけではなく、3歳からフィギュアを始めた紀平梨花さんが、今までフィギュアを辞めずに続ける粘り強さがあるからだといえるでしょう。
紀平梨花の両親
紀平梨花さんに、小さい頃からフィギュアだけでなく、さまざまな習い事を習わせていた両親とは一体どのような人物なのでしょうか。
紀平梨花さんの父は紀平勝巳さんで、普通のサラリーマンだといわれています。母は紀平実香さんで、デパートで販売員をしているようです。
フィギュアスケートはお金のかかるスポーツといわれていますが、両親は紀平梨花さんの夢を精一杯サポートしているようです。
紀平梨花の姉
紀平梨花さんには、お姉さんがいます。
紀平梨花さんのインスタグラムには、たびたびお姉さんが登場しています。
紀平梨花さんの姉は、紀平萌絵さん。紀平梨花さんと同じくエイベックス・アーティストアカデミーに所属しています。
お姉さんは、紀平梨花さんよりも4歳年上だそう。紀平梨花さんとお姉さんは仲がいいようで、楽しげに写真に写っているのが印象的です。
紀平梨花の習い事
※写真はイメージ
日本のフィギュアスケート強化選手である紀平梨花さん。子供の頃の習い事は何をしていたのでしょうか。
幼少期に習っていたものは、ピアノやエレクトーンなどの楽器や、身体能力を鍛える体操、水泳、ほかにもバレエ、ダンス、フィギュアなどがあります。
踊ることが好きなうえに、フィギュアスケートにも活かすことができるという理由から、バレエ、ダンスなどは今でも継続して学んでいるようです。
紀平梨花のノービス時代
紀平梨花さんのノービス時代の活躍を振り返っていきましょう。フィギュアのノービスクラスは、大まかな学年でいうと小学4年生から中学1年生の年代が出場できるクラスです。
紀平梨花さんは、第19回全日本ノービス選手権Aクラスで優勝しています。
また、トリグラフトロフィーのノービスクラスも制覇しています。
紀平梨花さんが初めて出場した全日本ジュニア選手権では、11位という成績を収めました。
紀平梨花のジュニア時代
ノービスより上のクラスがジュニアです。紀平梨花さんのジュニア時代は、どのような活躍をしていたのでしょうか。
紀平梨花さんのジュニア時代は、2016年から始まっています。この頃に、フィギュアの強化選手になっています。
紀平梨花さんは、2018年のシーズンでジュニアを卒業しています。
それでは、ジュニアの頃の紀平梨花さんの成績を1シーズンごとに見ていきましょう。
2016~2017シーズン
紀平梨花さんのジュニアシーズンが始まったのは、2016年のことです。この年、紀平梨花さんは、日本スケート連盟のフィギュアスケートの強化選手となります。
そこでジュニアグランプリシリーズに参加。初めての参加でしたが、紀平梨花さんは、ジュニアグランプリチェコスケートで2位という素晴らしい成績を収めています。
リュブリャナで行われたスロベニア大会ではトリプルアクセルを成功させ、逆転優勝を飾ります。この3回転アクセルは、女子フィギュアシングルで史上7番目の成功でした。
ジュニアグランプリファイナルに出場しますが、惜しくも4位という結果でした。
2017~2018シーズン
続く2017年からのシーズンを見ていきましょう。このシーズンの紀平梨花さんはトリプルアクセルが安定せず、リガで行われたラトビア大会では2位になるなど、なかなか優勝できませんでした。
それでも2年連続でジュニアグランプリファイナルに出場し、『トリプルアクセル―3回転トゥループ』を成功させますが、総合4位に終わっています。
世界ジュニア選手権でも8位に終わり、紀平梨花さんのジュニア時代が終了します。
紀平梨花のシニア時代
ジュニア時代の最後を残念な形で終えてしまった紀平梨花さん。シニアとしてのキャリアをスタートさせたのが、2018年です。
シニアになってからの紀平梨花さんの大会での結果などを見ていきましょう。ジュニア時代の紀平梨花さんと、選手としてどのように変化したのでしょうか。
2018~2019シーズン
シニアに転向した紀平梨花さんが初めて出場した試合が、プラチスラヴァで開催されたオンドレイネペラ杯でした。この試合ではショートプログラムで転んでしまうというアクシデントこそありましたが、1位で通過します。
フリーでは3回転アクセルから3回転トゥループ、そして得意の3回転アクセルを単発で成功させます。紀平梨花さんは1位となり、シニアデビュー戦を華々しく飾りました。
初戦の勢いそのままに連勝を重ね、グランプリファイナルに出場した紀平梨花さん。バンクーバーで行われた最終戦でも優勝し、シニア初年度でグランプリ制覇という偉業を達成します。
2019年のシーズンの締めくくりは、女子シングル代表として世界国別対抗戦に出場します。
SPで得意の3回転アクセルを大成功させ、当時の世界記録をぬりかえる高得点を獲得しましたが、フリー演技では転倒するなど精彩を欠き、5位に終わっています。
2019~2020シーズン
このシーズン初試合は、オータムクラシックでした。こちらでのSPでは安定した演技を披露し、幸先よく首位でスタートします。
最終的には、ライバルであるメドベージェワを破って、総合優勝を決めました。
その後に出場したスケートカナダでは2位と、好成績を収めています。シーズン序盤は好調を維持しているだけに、この後どのような試合を見せてくれるのか、本当に楽しみな存在です。
紀平梨花の得意技
アクセルの技術に優れた紀平梨花さん。実際のところ得意としているのはどのスキル、演技なのでしょうか。ここからは、紀平梨花さんが得意としているスキルについて、スキルの内容と簡単に難易度などの情報も含めて紹介します。
3回転アクセル―3回転トゥループのコンビネーションジャンプ
紀平梨花さんは、6種類の異なるアクセルを含む3回転ジャンプを飛ぶことができる選手です。そのため、その3回転アクセルからほかのジャンプへの美しい流れが見ごたえの1つです。
『3回転アクセル―3回転トゥループ』へ続くコンビネーションは、女子選手では世界で初めて紀平梨花さんがなしとげた偉業です。
トゥループというのは、つま先(トゥ)を使って行うジャンプの一種です。
バレエを習っている紀平梨花さんにしてみれば、トゥでのジャンプは小さい頃から練習しているので、慣れたものだったとはいえ、氷上で飛ぶのは簡単なものではありません。
回転ルッツ―3回転トゥループ
ルッツジャンプという技は、単にルッツと呼ばれることもあります。ルッツは、回転の方向によって、助走に使う足が変わります。
回転が時計周りの時は右足が助走の足となり、左足のつま先で氷から離れながらジャンプをしていきます。
その後、3回転トゥループという技へつなぎます。ジャンプには6つの種類があり、その中でもルッツは難易度が2番目に高いといわれています。
4回転トゥループ
トゥループとはつま先で飛ぶジャンプで、6種類あるジャンプの中では基本に近く、点数はとても低いものです。
しかしながら、コンビネーションとしてほかのジャンプとの組み合わせで高得点につながります。
トゥループは、すでにこの技に入る時点で半回転しています。そのため、どの選手も比較的飛びやすく、3回転はしばしば見かけますが、4回転のトゥループは多くの選手にとって難しく、紀平梨花さんの4回転のトゥループも多くのライバルにとって脅威の技の1つです。
4回転サルコウ
サルコウは、『ウルリヒ・サルコウ』というスウェーデンの選手によって編み出されたジャンプ技です。
サルコウは後ろ向きにすべりながら、内側からジャンプします。
サルコウで飛ぶ場合、ジャンプ直前の脚の形が『ハ』の字になります。サルコウそのものの難易度は、6種類あるジャンプのうち2番目に低く、点数も高くありません。
しかしながら、難易度が低くとも4回転となれば話は別です。紀平梨花さんの4回転サルコウは、回転の多さによって大きな武器となる技です。
タノジャンプ
ブライアン・ボイタノ選手が始めたことで知られる技が、タノジャンプです。このタノジャンプも紀平梨花さんが得意としている技の1つで、実に多くの選手が行うジャンプの1つです。
ジャンプの際には、本当ならば体がふらつかないように、胸の前で手を「ぐい」と引いて飛んだほうが楽だといわれています。そのため、タノジャンプのように片手をあげるのはバランスが取りづらく、加点に繋がりますが、難易度を上げることにもなってしまいます。
もともとバレエやダンスなどで体幹がしっかりしている紀平梨花さんなので、タノジャンプでもぶれることがなく、とても美しい姿を見ることができます。
今後のフィギュアを引っ張って行く新女王紀平梨花
16歳の時にすい星のように現れ、浅田真央さんを凌ぐ素晴らしいジャンプスキルを見せてくれた紀平梨花さんは、2020年2月現在、17歳です。
まだまだ若い年齢の選手なので、これからも演技に磨きをかけ、女子フィギュア界の未来を担う選手に成長することでしょう。
[文・構成/grape編集部]