虫だって楽じゃない!? 『こんちゅう和かるた』で見えてくる昆虫の世界
公開: 更新:

提供:株式会社くまふメディア制作事務所
Googleで優先するメディアとして追加
grapeにチェックを入れて、おすすめ記事を読む!

性別も服装も関係なし! ノースフェイスのショルダーバッグを半年使うと「もう手放せない」「買って大正解!」財布やスマホ、鍵など、ちょっとしたお出かけに必要な荷物を持ち運ぶのに便利なのが、ショルダーバッグです。 なかでも、筆者が半年以上愛用している『ノースフェイス』の『ボルダーミニショルダー』は、コンパクトな見た目ながら十分な...

「雨の日の通勤でも快適」「サンダルなのに歩きやすいし上品」PUMAなら価格もデザインも全部ちょうどいい!梅雨の雨でも夏の晴れ間でも快適に履けるPUMAの人気シューズを紹介。サンダルから防水スニーカーまで、歩きやすくてお手頃なアイテムを楽天スーパーセールでお得にチェック!
昆虫
好きな人はとても詳しく知っている一方、苦手な人も多いという極端なジャンルかもしれません。
そのどちらであっても楽しめるカルタが登場しました。その名も『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた(監修:磐田市竜洋昆虫自然観察公園)』。
プロデュースしたのは、静岡県にある磐田市竜洋昆虫自然観察公園(@_ryukon)のスタッフで『こんちゅうクン』の異名を持つ北野伸雄(@kitanonobuo)さん。このかるたをTwitterや公園の公式Instagramで紹介、解説しています。
「む(6)し(4)」に因んだ64首、昆虫目線で詠む虫生観
このかるたには「む(6)し(4)」に因んで64首、一首一種類で、全64種類の虫たちが登場します。「昆虫がどんな生き方をしているのか」「もしかしたらこんな気持ちなんじゃないか」など、昆虫目線で作られているので、昆虫の名前や姿かたちだけでなく、人生(虫生)観まで味わえるものになっています。
単なる生態解説にとどまらず、虫の立場から「生きることの厳しさ」を詠んでいるのが、このかるたの大きな特徴です。昆虫に馴染みのない大人でも、和歌のリズムに乗せて読み進めるうちに、気づけば虫たちの世界に引き込まれていきます。
例えば、『カブトムシ』。
カブトムシは樹液やメスを巡ってオス同士が角を突き合わせて戦います。しかし、多くの場合戦う前に角の短い方が逃げていきます。ところが、逃げてるんじゃないんです。これ、実は「戦わずして勝つ」、つまり、無駄な争いはしないということ。何事も見極めが大事、人間にとっても教訓になりますね。
「角の長さで勝敗を見極め、無用な消耗を避ける」という行動は、虫の本能でありながら、人間社会の処世術とも重なるものです。昆虫の生態を知れば知るほど、人間の行動との共通点に気づかされます。
天道虫とアブラムシ、食う者と食われる者の歌
「ちはやぶる 神の使い」といわれる天道虫(テントウムシ)は、アブラムシと共にお互いを歌に詠んでいます。
「天道虫」という名前だけど太陽まで飛ばずにアブラムシを食べているというナナホシテントウの歌に対し、ソラマメヒゲナガアブラムシは本当に太陽まで行ってしまえばいいのに、と叶わぬ願いを詠んでいます。
食べる対象のアブラムシに何の感情も抱かない天道虫に比べ、食べられる運命を持つアブラムシの祈りの悲しいことといったら…。 今まで気にしたこともなかったアブラムシの方に共感してしまいます。
捕食者と被食者、それぞれの視点から同じ場面を詠んだ構成は、このかるたならではの工夫といえます。同じ出来事でも立場が違えばまったく異なる感情が生まれる、そんな気づきを子どもにも自然に届けられる点が秀逸です。
強者カマキリも油断は禁物、自戒を詠んだ一首
ハラビロカマキリは自戒の歌を詠んでいます。
ハラビロカマキリは動くものはセミでもスズメバチでも食べてしまうことがあるのだとか。そんな強いカマキリでも下手に動くとほかのカマキリや鳥に食べられてしまうという切ない歌。食うものと食われるものの関係はいつ逆転するか分からない…人間界にも通じるところがありますね。
強さを誇る存在が「それでも慎重であれ」と自らを戒めているという構図は、読む人の年齢によって受け取り方が変わる深みがあります。子どもには昆虫の生態として、大人には人生の教訓として、それぞれ響くのではないでしょうか。
読み札・取り札ともに写真入り、親子で楽しめる仕上がり
読み札だけでなく取り札にも昆虫たちのきれいな写真が入っているこのかるた。親子で遊べば、知らない間にキッズは昆虫博士に、パパママは人生論者になっているかも。
ただし、登場する昆虫の中には苦手な人が多い種類も含まれている可能性があります。昆虫が苦手な人は、最初は写真の少ない読み札から入るなど、慣れながら楽しむのがよいかもしれません。
昆虫について、和歌についてもっと深く知りたいという人のために詳しい解説もついていてますので、熟読をおすすめします。
『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた』は、磐田市竜洋昆虫自然観察公園の売店や静岡県内の書店をはじめ、インターネットで発売中です。興味のある方は、ぜひアクセスしてみてください。
『【百人一首風】みんなのこんちゅう和かるた』公式ウェブサイト
また、公園の公式Twitter、Instagramでは、かるたの情報だけでなく公園に住む昆虫などの生き物の様子が日々更新されています。
こちらも一度覗いてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]