アイス売りのおじいさんからアイスを買った若者たち おじいさんが涙した理由は
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
6月21日の父の日、アメリカ・シカゴに住むシンシア・ゴンザレスさんは家族で集まってバーベキューをしていました。
そこを黄色いカートを押したアイス売りの男性が通りかかります。その日はとても暑かったため、シンシアさんと彼女の家族は男性からアイスを買うことにします。
男性の名前はロザリオ・デル・レアルさんといい、地元の人からは『ドン・ロザリオ』と呼ばれているのだそう。
70歳のドン・ロザリオさんが父の日も炎天下でアイスを売っている姿を見たシンシアさんたちは、あることを思いつきます。
このアイスが全部売れたら、彼は早く家に帰って家族と一緒に父の日を過ごせるはず
そして彼女たちは持っていたお金を集めて、カートにあったアイスを全部購入したのです。
感激のあまり涙ぐむドン・ロザリオさん。
海外メディア『Washington Post』によると、シンシアさんたちは65本のアイスを買って、130ドルをドン・ロザリオさんに支払ったといいます。
シンシアさんと一緒にアイスを買ったミケランジェロ・モスケーダさんは、その時の動画をTikTokに投稿。するとたちまち拡散され、彼らの親切を称賛するとともに、多くの人から「ドン・ロザリオさんを助けたい」という声が上がります。
その反響を受けてミケランジェロさんは「高齢のドン・ロザリオさんが屋台の仕事を引退できるように」と寄付金サイトを設立。
するとなんと3日間で4万ドル(約430万円)の寄付が集まったのです。
それを知ったドン・ロザリオさんは寄付をしてくれた人たちに感謝の思いを伝えました。
真夏の暑さの中でアイスを屋台で売り歩くのは70歳のドン・ロザリオさんにとって体力的にもきつかったはずです。
しかし生活費を稼ぐために、彼は毎日1本2ドルのアイスを売り続けたのでしょう。
ドン・ロザリオさんへの寄付金サイトはすでに締め切られていますが、最終的に6万ドル以上が集まりました。
ドン・ロザリオさんにはこれから毎日たくさんの時間を家族と一緒に過ごしてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]