アイス売りのおじいさんからアイスを買った若者たち おじいさんが涙した理由は
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父「はい、撮るよー」 完成した家族写真に「どうしてそうなった」「1周回って好き」父がカメラマン役になった家族写真。その出来に娘が驚愕したワケは?
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
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6月21日の父の日、アメリカ・シカゴに住むシンシア・ゴンザレスさんは家族で集まってバーベキューをしていました。
そこを黄色いカートを押したアイス売りの男性が通りかかります。その日はとても暑かったため、シンシアさんと彼女の家族は男性からアイスを買うことにします。
男性の名前はロザリオ・デル・レアルさんといい、地元の人からは『ドン・ロザリオ』と呼ばれているのだそう。
70歳のドン・ロザリオさんが父の日も炎天下でアイスを売っている姿を見たシンシアさんたちは、あることを思いつきます。
このアイスが全部売れたら、彼は早く家に帰って家族と一緒に父の日を過ごせるはず
そして彼女たちは持っていたお金を集めて、カートにあったアイスを全部購入したのです。
感激のあまり涙ぐむドン・ロザリオさん。
海外メディア『Washington Post』によると、シンシアさんたちは65本のアイスを買って、130ドルをドン・ロザリオさんに支払ったといいます。
シンシアさんと一緒にアイスを買ったミケランジェロ・モスケーダさんは、その時の動画をTikTokに投稿。するとたちまち拡散され、彼らの親切を称賛するとともに、多くの人から「ドン・ロザリオさんを助けたい」という声が上がります。
その反響を受けてミケランジェロさんは「高齢のドン・ロザリオさんが屋台の仕事を引退できるように」と寄付金サイトを設立。
するとなんと3日間で4万ドル(約430万円)の寄付が集まったのです。
それを知ったドン・ロザリオさんは寄付をしてくれた人たちに感謝の思いを伝えました。
真夏の暑さの中でアイスを屋台で売り歩くのは70歳のドン・ロザリオさんにとって体力的にもきつかったはずです。
しかし生活費を稼ぐために、彼は毎日1本2ドルのアイスを売り続けたのでしょう。
ドン・ロザリオさんへの寄付金サイトはすでに締め切られていますが、最終的に6万ドル以上が集まりました。
ドン・ロザリオさんにはこれから毎日たくさんの時間を家族と一緒に過ごしてほしいですね。
[文・構成/grape編集部]