一輪車の乗り方で大切なコツは? サイズ選びなど初心者や大人に役立つ情報まとめ
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多くの小学校に導入されている一輪車。
自転車よりもバランスを取ることが難しく、うまく乗れなかったという人も少なくありません。
そんな一輪車の乗り方や子供への教え方、初心者にとって大切なコツなどをご紹介します。
一輪車の乗り方 まず初めにサイズをチェック!
練習を始めるには、安全な場所と身体に合ったサイズの一輪車が必要です。
まずは練習場所から見ていきましょう。
一輪車を練習する場所
自転車なら多少の段差などがあってもそれほど影響はありませんが、一輪車ではそうはいきません。
また、土が柔らかいなど、タイヤがとられてしまいやすいところは避けた方が無難です。
※写真はイメージ
車の来ない開けたコンクリートの広場や、体育館などの室内だと乗りやすいでしょう。
人の手を借りられない場合は、つかみながら一輪車に乗れるように鉄棒や壁などを使える場所を選ぶと練習がしやすいです。
つかむ場所の高さは、胸の位置に来るくらいが最適といわれています。
一輪車のサイズは?
タイヤメーカーの『ブリヂストン』によると、6つのサイズを身長別におすすめしているようです。
・12インチ:110~115cm
・14インチ:105~120cm
・16インチ:115~132cm
・18インチ:125~149cm
・20インチ:140~168cm
・24インチ:155~185cm
サドルは、一輪車を地面につけた状態で身体の前に持ってきて、ヘソのあたりにくる高さに調節。
次にサドルに座った状態で、片方の足を下のペダルに乗せ、ヒザが少し曲がる程度であればちょうどよい高さといえます。
高すぎたり低すぎたりすると、余計に練習が難しくなってしまうので、しっかりと選びましょう。
また、タイヤに空気がしっかりと入っていないと、一輪車に乗りにくくなるようです。 指で押してもタイヤが簡単にへこまないくらい、多めに空気を入れておきましょう。
一輪車の乗り方ってどうしたらいいの? 初心者が知りたいコツ
初めて一輪車に乗る場合は、まず乗り降りを練習するといいようです。
一輪車の乗り方①:乗り降り
一輪車の後ろに大きめの石などを置き、車輪が動かないように固定。
一輪車の後ろに立ったら、ペダルをほぼ水平にし、最初に乗せる利き足を少し下げて準備します。
サドルにまたがったら、補助者や壁などにつかまり、利き足でペダルを踏みこみましょう。
もう片方の足はペダルに乗せずに、越えるように前に出して着地します。何度か練習をして、前に降りる感覚をつかみましょう。
一輪車の乗り方②:ペダルのこぎ方
一輪車の乗り降りができるようになったら、利き足を踏み込んだ後に、もう片方の足も乗せてペダルが水平になるようにします。
※写真はイメージ
しばらくは補助者や壁などにつかまって練習すると、バランスがとりやすいです。
ある程度バランスが取れるようになったら、ペダルを半回転させて少しずつ進みます。
止まっている時は常にペダルが水平の位置にくるようにして、バランスを取るとよいそうです。
慣れてきたらペダルを1回転させて、どんどん進む距離を伸ばしていきましょう。
一輪車の乗り方③:バランスを取るコツ
一輪車に乗る時は、サドルにしっかりと座り、背筋をピンと伸ばします。怖がって腰が引けているとバランスを取りにくくなるようです。
また、自転車と同じで下ばかり見ていると、バランスが取れません。ペダルを乗せる時も前を見るようにします。
一輪車の乗り方を大人も学べる教室も開催
大人になると一輪車を練習しようとしても、補助者を見つけにくかったり、客観的に見てくれる人がいなかったりと何かと大変なもの。
そんな時は、地域で開催されている一輪車教室を利用するのも1つの手です。
一輪車の普及振興を図っている『公益社団法人 日本一輪車協会』では、指導員の派遣なども行っています。
指導員1人を派遣するのに、関東近郊なら2時間程度で1万5千円の利用料金になるようです。年齢などにもよりますが、指導員1人で30人程度を見ることができるようなので、大勢で習えば安くすむかもしれません。
「場所がない」「教えてくれる人がいない」と一輪車の練習をあきらめている人は、こういった教室などを利用するとよさそうです。
ただし、2020年9月現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、講習者を募集していない教室もあります。事前に確認が必要です。
最近、運動が足りないと感じている人は、親子でバランス感覚や体幹なども鍛えられる一輪車に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]