なぜこんなひどいことを 鎖でつながれた状態で置き去りにされたハスキー
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2020年11月、寒さの厳しいアメリカ・ニュージャージー州で1匹の犬が保護されました。
その犬はオスのハスキー。民家の庭のフェンスに鎖でつながれているところを発見されました。
首に深い傷があり血だらけで、その傷の上から包帯を巻かれた状態だったのです。
犬は必死に首輪を外して逃げようとしていたのかもしれません。
保護された時、犬の首の傷は重度の感染症を起こしていました。その後、継続的な治療のために別の動物保護施設『ポップコーン・パーク・アニマル・レフュージ』に預けられることになりました。
ハスキーは『カーター』と名付けられます。
カーターはある若いカップルに飼われていました。飼い主はある日、隣人に「引っ越しますが、後で犬のために戻ってきます」と告げていました。
しかし「いつ」戻ってくるかということは告げておらず、その5日後に首にひどいケガをした状態でカーターは保護されたのです。
幸いカーターは治療の甲斐あって順調に回復しているとのこと。『ポップコーン・パーク・アニマル・レフュージ』のFacebookには元気そうな彼の写真がシェアされています。
州外に引っ越したというカーターの飼い主が意図的に彼を置き去りにしたのかどうかは分かりません。
しかし何日間も犬を寒空の下で鎖につないだまま放置するというのは、たとえ水や食べ物を置いていったとしても決して適切な世話の仕方とはいえないでしょう。
何日も戻って来られないならば、犬の世話を誰かに頼むか、ペットホテルなどに預けることができたはずです。
警察はこのケースについて深刻にとらえ、飼い主の男女を動物の飼育放棄などの罪で起訴したということです。
またカーターの飼い主への厳しい処罰を求める署名運動も行われており、12月末までに1万5千人以上が賛同しています。
カーターは人懐っこくてとても明るい性格なのだそう。12月半ばの時点ではまだ里親の募集は行われていませんが、正式に募集が始まったらきっとすぐに新しい家族が決まるでしょう。
カーターに1日も早く優しい家族が出来て、一生愛情を受けながら幸せに過ごしていけることを願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]