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「10年経っても忘れられない」 遺影写真を作った女性が直面した、震災の現実

By - grape編集部  公開:  更新:

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東日本大震災によって、1万5千人以上の尊い命が犠牲となり、多くの人たちが家や故郷を失いました。

直接被災をしていない人たちにとっては、東日本大震災は『過去に起きたこと』になりつつあるかもしれません。

しかし、被災者や大切な人を失った遺族たちにとって、震災は今もこの先も続く、現実なのです。

『震災がもたらした悲しみ』

被災地の写真スタジオで働いていた、あいしま(@setup_setup)さんは、震災後に遺影写真を作成する仕事をしていました。

これまで当時の経験を自分の胸にしまっていましたが、震災から10年を機に、漫画に描くことを決めたといいます。

あいしまさんが、決して忘れることができない光景とは…。

父親の遺影とともに入学の記念写真を撮った女の子、親子の遺影写真、七五三の写真を撮った後震災で亡くなった女の子…。

亡くなった人や残された遺族、つらい想いをしている子供たちの顔を思い出すたび、あいしまさんは涙をこらえることができないといいます。

何年経ったとしても、被災者の人たちが抱える悲しみが風化することはないのでしょう。

読者からは、たくさんの反響が寄せられました。

・つらくて泣いてしまった。生きている姿を写せるって、とても幸せなことなんだと思う。

・こんなに悲しい写真はない。子供たちの表情が、少しでも戻っていることを願うばかり。

・こうやって個人のエピソードを読むと、報道で見た映像以上に悲しい出来事だったんだなと感じる。

・大切な人が次の日も生きている保証なんてない。どうかみんなが、大事な人にその気持ちを伝えられますように。

あいしまさんは、被災地に住んでいた当事者として「3月11日は、家族やパートナーと防災について考え、話してほしい」と最後につづっています。

災害はいつどこで起こるか、誰にも分かりません。万一の時に生き延びて、大切な人と再会できるように、普段から防災意識を高めておくことが大切でしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@setup_setup

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