トンガ「ありがとう日本」 投稿を心配する声に、大使館「胸が熱くなった」
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※写真はイメージ

「たかが30cm」「津波しょぼい」に憤りの声 「絶対に侮っちゃいけない」日本各地で津波警報が発表された2025年7月30日。実際に到達した津波に対し「30cmの津波なんてしょぼい」などという声が上がって…?

津波のスピードは『ジェット機並みの速さ』になることも 警報が発表された時の行動は?2025年7月30日8時25分頃、ロシアのカムチャツカ半島付近で、マグニチュード8.7の地震が発生。その影響で、同日11時現在、北海道から本州、九州まで、太平洋側を中心に広い範囲で『津波注意報』および『津波警報』が発表されています。津波警報が発表されたら、すぐに避難を始めることが大切です。
2022年1月15日、南太平洋に位置する島国トンガ沖合の海底火山で、噴火が発生。
日本の広範囲で津波警報や注意報が発令されるほどの大規模な噴火であり、トンガは大きな被害を受けました。
今回の災害を受け、日本は国際緊急援助活動として自衛隊を派遣。大量の飲料水を届けるなど、支援を行っています。
トンガから日本に「ありがとう」のメッセージ
同月27日、トンガについての情報を発信している、在トンガ日本大使館のTwitterアカウントが数日ぶりに更新。
現地での噴火被害の情報を届けるとともに、日本に向けたメッセージを投稿しました。
同月17日に、日本大使がトンガの保健相を尋ねる様子を投稿していた、在トンガ日本大使館。
そのため多くの日本人から「現地は大丈夫ですか?」「現状が心配です」といった声が寄せられていました。
事前に予約していた投稿に心配する声が寄せられたことを受け、同アカウントは「心配するコメントをもらい、胸が熱くなりました」とお礼を告げたのです。
幕にはトンガ語で「Malo aupito(ありがとう)」、そして日本語で「ありがとう日本」と書かれています。きっと、多くの人の気持ちが伝わったのでしょう。
岸田文雄首相は、「日本政府として復旧、復興のため、できる限りの支援をしたい」とコメントをしています。
津波の恐ろしさや、復興がいかに大変かは日本がよく知っているはず。トンガの人たちが1日でも早く日常を取り戻せるよう、協力したいですね。
[文・構成/grape編集部]