旅行中に病気の子犬を見つけた男性 その5か月後… 「涙が出た」「ありがとう」
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
2020年、スコットランドに住むスティーヴンさんは恋人や家族と一緒にバリ島に旅行に行きました。
夕食を食べに行く途中、彼らは道路わきでうずくまっている子犬を見つけます。
車を停めて近付くと、その子犬は皮膚病で全身の毛が抜けて、見るからに健康状態が悪そうでした。
悲しそうな目でスティーヴンさんたちを見つめる子犬に、彼は胸が張り裂けそうになったといいます。
彼らは「もしかすると母犬が近くにいるかもしれない」と思い、その日は子犬をそこに残しておくことにします。
翌日、再び同じ場所に行ってみると、子犬はひとりぼっちでした。
そこで彼らは子犬に水や食べ物を与え、いくつかの地元の動物保護施設に連絡をしました。
しかし、満員だったり、子犬がいる場所が遠かったりという理由で、すべての施設から受け入れを拒否されてしまったのです。
この子犬を見捨てることはできない!男性の決断は…
子犬は皮膚病だけでなく、首に大きなケガをしていました。
スティーヴンさんたちは子犬をベンジャミン(通称:ベンジ)と名付け、自分たちが滞在しているヴィラに連れて帰ることに決めます。
翌朝、彼らは車で3時間かけてベンジを動物病院へ連れて行きました。
診察の結果、ベンジは疥癬(かいせん)という皮膚病に加えて、化膿してウジが湧いている傷が2か所あり、さらに貧血と栄養失調、慢性の感染症にかかっていました。
健康状態が悪く、家族もおらず、行き場のないベンジ。
そんなベンジを見捨てることはできなかったスティーヴンさんは恋人と相談し、「ベンジを家に連れて帰ろう」と決めます。
そしてスコットランドに戻る前に、ベンジを一時的に預かってくれる人を見つけることができました。
5か月後、感動の再会
海外メディア『The Dodo』によると、ベンジをスコットランドに連れて来るためのプロセスには5か月もかかったのだとか。
ただその間にベンジの体調は回復し、どんどん元気になっていきました。
そして5か月後、スティーヴンさんたちは再びバリ島へ行き、ついにベンジを家に連れて帰ることができました。
スティーヴンさんのTikTokには「涙が出た」「この子に生きるチャンスを与えてくれてありがとう」などのコメントが寄せられています。
バリ島には野良犬が多く、栄養失調や病気になっても治療をしてもらえずに悪化してしまう犬も多いといいます。
スティーヴンさんに見つけてもらえたベンジはとてもラッキーだったのです。
優しい人たちに命を救われたベンジは、これからずっと幸せに過ごしていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]