数千匹のピットブル犬が殺処分決定…!世界中で反対の署名活動が開始

アメリカ国内だけで年間およそ100万匹が命を落としている、『アメリカン・ピットブル・テリア』。

元々闘犬用として繁殖されたピットブルは、人々に『凶暴な犬』と敬遠されていました。そして、人間たちのそんな思い込みのせいで、保護されてもすぐに殺処分されてしまうのです。

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2016年9月26日、カナダのケベック州にある都市・モントリオールで『とある条例』が可決されました。その条例は、多くのピットブルの命を奪うものだったのです…。

カナダのモントリオールで、ピットブルの大量殺処分が決定…

モントリオール市の市議会議員の過半数が賛成した条例は、ピットブルを含む3犬種の飼育禁止条例。

この条例により、保健所にいる数千匹の犬たちが強制的に殺処分されることが決定しました。

対象の犬種は、以下の3種です。

  • アメリカン・ピット・ブル・テリア
  • アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
  • スタッフォードシャー・ブル・テリア

条例が施行されるのは、同年10月3日から。この日以降、保健所にいるピットブルたちは順に殺処分されてしまいます。また、飼育も禁止されるため、誰かが里親になることもできないのです。

また、現在ピットブルを飼っている人は以下の点を厳守しなくてはなりません。

  • 飼い主が18歳以上であり、犯罪歴がないこと
  • 登録料(約1万円)を支払った上で、市から飼育許可をもらうこと
  • 避妊手術を必ず行い、狂犬病の注射も打つこと
  • ドッグパークなどの公衆の場に連れ出す場合は、口輪を装着すること
  • 外出する場合は、1.25mのリードを使用すること
  • 条例を守らなかった場合、犬を強制的に安楽死させる

専門家が「凶暴性がある」と判断した場合も、強制的に殺処分されてしまいます。

なぜ、こんな条例が可決されてしまったのか

数千匹もの犬の命を奪ってしまうだなんて、信じられないことです。しかしこの条例の可決は、2016年6月にモントリオール市内で起こった、とある事件が関係していました。

それは、モントリオールに住んでいた50代の女性が、近隣の家で飼われていたピットブルに襲われ死亡した事件…。その他にも、ピットブルによる事件が発生したため、条例制定に至ったのです。

しかし、実際は「危害を与えた犬はピットブルではなかった」という指摘もあがっているのだとか。どちらにせよ、すべての問題は人間にあり、ピットブルにはありません。

世界中のピットブルの飼い主からも、悲痛な叫びが…

大切な家族の命を一方的に奪われたら、飼い主さんはどれだけ悲しむことでしょう。

そんな事態を回避すべく、世界各国にいるピットブルの飼い主が反対する声を上げています。これは、ピットブルに対する差別なのですから。

モントリオールの動物愛護団体SPCAは、「市の判断に失望した」と自身のウェブサイトにコメントを掲載。この条例を動物虐待だと指摘し、市を訴訟する手続きを行っていると発表しました。

現在愛護団体は、殺処分対象のピットブルたちをモントリオール外に避難させています。しかし、助けられる命には限りがあります。

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日本国内からでも、以下のウェブサイトから署名することで条例に反対することができます。集まった署名は、モントリオール市長のドニ・コデール氏に提出されるとのこと。

条例が施行されるのは、10月3日…1匹でも多くの尊い命が救えることを願います。


※一部「条例」を「条約」と誤表記しておりました。訂正してお詫び申し上げます。

出典
Montreal SPCAWhat you need to know about Montreal's proposed dog bylaw - Montreal - CBC NewsHere's How You Can Help Victims Of Montreal's Pit Bull BanMy Montréal includes ALL dogs | Montréal: Ma ville inclut TOUS les chiens PetitionMontreal Please Reverse Your Decision to Ban Pit Bulls! · Change.org@TrinityNYC@adilly96

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