金属製の水筒で中毒 医療局の注意喚起に「知らなかった」「怖すぎだろ」
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- 保険医療局






2025年5月現在、気温が上がり、ピクニックやキャンプといったレジャーを楽しむのにぴったりの季節がやってきました。
そんなアウトドアに最適なこの時期だからこそ、こまめな水分補給を心がけることが大切です。
お気に入りの水筒を持って、外出をするという人も多いのではないでしょうか。
しかし、古い水筒を使う際には、気を付けなくてはならないポイントもあります。
傷が付いた金属製の水筒、中毒症状につながる恐れ
金属製の水筒は、耐久性があり、保冷性能が高いため、とても人気です。
しかし、長期間使用しているうちに外側だけでなく、飲み物が触れる内側もコーティングが剥がれ、徐々に傷が付いたり、サビが生じたりすることがあります。
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東京都保健医療局や各自治体によると、アルミニウムや銅、鉄などの金属製の容器や調理器具は、内部に傷がある状態で酸性の飲み物や食品に触れると、金属が溶け出す恐れがあるとか。
金属製の水筒であれば、スポーツ飲料や果実飲料などの酸性度が高い飲み物を長時間入れておくことで、金属が溶け出すリスクが高まります。
実際に、古い水筒でスポーツ飲料を飲んだ人が、頭痛やめまい、吐き気などの症状を起こした事例があり、水筒に使われていた銅が溶け出したことによる中毒症状が原因だそうです。
水筒による事故を防ぐには?
水筒による中毒症状を起こさないために、以下の点に注意しておきましょう。
・水筒の内部にサビや傷がないか確認する。
・金属製の水筒の中に、酸性飲料を長時間保管しない。
・容器の説明や注意書きを確認する。
・定期的に新しいものに交換する。
なお、前述したような事故は水筒に限らず、やかんでも発生しているため、金属製の容器は定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
行政の注意喚起はネット上でも広まり、「知らなかった」や「これは初耳。怖すぎだろ」といった声が上がっていました。
職場や学校などで毎日使う人も多い水筒に、思わぬ危険が潜んでいるとは怖いですよね。
せっかくの水分補給で事故を起こさないためにも、正しく安全に使用することを心がけましょう。
[文・構成/grape編集部]