重たかったね 民家の庭で見つかった謎の動物の正体にびっくり
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2021年10月、アメリカのサウスカロライナ州で民家の庭をうろついていた動物が、動物管理局に保護されました。
動物管理局は、その動物の状態を見て「手に負えない」と判断し、地元の非営利の動物保護団体『HEART of LCAC』に助けを求めました。
なぜなら、その動物は伸びすぎた毛が固まって、もはや何の生き物か分からない状態だったからです。
大量の毛に覆われた生き物の正体は…
ウェブメディア『The Dodo』によると、『HEART of LCAC』のスタッフであるベティ・バーンズさんも、その動物を見て驚いたとのこと。
ハアハアと苦しそうに呼吸をする音が聞こえなかったら、顔がどこにあるのかも分からなかったといいます。
その動物は動物病院で、固まった毛を刈る手術が行われました。
そして4時間以上かかって、約7kgもの毛を刈り取ると、かわいらしいオス犬が姿を現したのです!
犬はパット・ザ・マットと名付けられました。年齢は9歳くらいで、プードルとコッカー・スパニエル、またダックスフントの雑種犬と思われます。
パット・ザ・マットは、手術後に目を覚ますと、すぐに走り回っていたそう。
体を覆っていた分厚い毛からやっと解放されて、自由になれたのが嬉しかったのでしょう。
保護された時のパット・ザ・マットの写真には、たくさんのコメントが寄せられています。
・かわいそうに。どうしてこんなになるまで誰も助けてあげなかったんだ?
・こんな状態の犬を見たことがないよ。生きていられたのが不思議なくらいだ。
・この子の顔が早く見たい!きっとかわいい犬に違いない。
そして、毛を刈る手術から約2週間後のパット・ザ・マットの姿がこちらです。
保護された時と同じ犬と思えないほど、美しい犬になりました。
パット・ザ・マットの体重は約8kgなので、ほぼ自分の体重と同じ重さの毛をまとっていたことになります。
体だけでなく顔までも毛に覆われて、どんなに苦しかったことでしょう。
やっと自由になれたパット・ザ・マット。これからは思う存分走り回って、幸せに過ごしていってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]