歩道にしゃがみこんだ女の子 次の瞬間、腕に抱えていたのは 「天使のようだ」
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ブラジルに住む女性が、偶然目にした出来事が話題になっています。
ある雨の日、自宅の窓から外を見ていたマイアニ・ロドリゲスさんは、歩道にいる1人の少女に目を留めました。
学校から家に帰る途中だった少女は、なぜか差していた傘を地面に置きます。
そして上着を両手に持つと、その場にしゃがみこんだのです。
少女が何をしていたのか…その様子をマイアニさんは撮影していました。
少女が抱きかかえているのは、子犬。
彼女は雨の中で歩道のわきに横たわっていた子犬を放っておけず、抱いて家に連れて帰ったのです。
ウェブメディア『The Dodo』によると、マイアニさんがこの動画を友人に送り、友人が地域の人たちのSNSにシェアしたことで、少女の名前が分かったのだとか。
子犬を助けた優しい子は12歳のサイブリーちゃん。帰宅した時、サイブリーちゃんの着ていたシャツに血が付いていたのだそう。
それを見た彼女の母親は、娘がケガをしたのかと思ったそうですが、ケガをしていたのは子犬でした。
幸い子犬のケガは、軽いものだったということです。
その後、子犬はプレチーニャと名付けられ、サイブリーちゃんの家族の一員になりました。
ブラジルのメディア『SCC10』にシェアされた動画には、サイブリーちゃんの行動を称賛する声が寄せられています。
・なんて思いやりのある心の持ち主。彼女は天使のようだ。
・この美しい女の子に伝えたい。あなたが注いだ愛情は必ず返ってきますよ。
・かわいそうと思うだけじゃダメなんだよね。この子のように行動しないと。
サイブリーちゃんの母親いわく、彼女は普段から野良犬を見ては心を痛め、「できることならすべての犬を保護してあげたい」と話していたのだそう。
そんなサイブリーちゃんは、ケガをした子犬を見て見ぬふりをするなんてできなかったのですね。
12歳の女の子がたった1人で、濡れることも、服が汚れることも気にせずに野良犬を抱えて帰るなんて、なかなかできることではないでしょう。
動物を愛する少女が見せた心優しい行動は、大人たちにとっても見習うべきですね。
[文・構成/grape編集部]