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ソ連の少女スナイパーの本がめちゃくちゃ話題! 内容や評価を確認してみると…

By - grape編集部  公開:  更新:

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2021年に発売された『同志少女よ、敵を撃て』という書籍をご存知でしょうか。

同年に史上初となる、審査員全員が満点を付けての『アガサ・クリスティー賞』受賞という快挙を達成。

2022年4月6日に発表された『2022年本屋大賞』でも、2位を大きく引き離しての大賞受賞となった話題作です。

舞台は第二次世界大戦中のソ連。ナチス・ドイツを中心とする枢軸国(すうじくこく)とソ連の戦争、いわゆる『独ソ戦』が激化した1940年代の物語です。

主人公・セラフィマはモスクワ近郊の農村で育った、普通の少女。しかし、ドイツ軍に母親をはじめ、故郷の友人知人を惨殺されたことをきっかけに、復讐のため銃を取ります。

独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。

自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。

同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。

おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?

Hayakawa Online ーより引用

2022年5月現在、ロシアとウクライナの戦争は激化の一途をたどっており、まだまだ先の見えない不安が世界中を覆っています。

世界情勢に目を向けざるを得ない今だからこそ読みたい『同志少女よ、敵を撃て』。話題になるのも必然というものです。

これだけの話題作ということもあって賛否両論がかなり巻き起こっており、内容もさまざま。その一部をご紹介します。

・あくまで史実や資料に忠実に、そこにフィクションを混ぜて描き出す女たちの冒険譚。日本人である自分たちにも関係のあることだと思わせてくれます。

・ストーリーの流れはさすがでグイグイ世界観に引き込まれます。ただ、セラフィマの変貌ぶりなどの描写が甘いと感じました。

・駄作。史実に沿っているといった評価があるが、実際には矛盾点も多い。ファンタジーだ。

・ガソリンをまいて、人が点火するなどリアリティのない描写があって、のめり込めなかった。

・もっと歴史物っぽいのかと思ったら、エンターテインメント作品だった。こういう興味の持たせ方もあるのかと驚かされた。

・戦争を知らない日本人が、戦争について書いたらこうなる、という感じの作品。リアリティーがない。

・世界情勢に興味を持たせるきっかけとしてはいいのではないでしょうか。私はこの作品に、現在の状況を改めて考えるきっかけを与えてもらえました。

賛否両論となるのは、話題作だからこそといえます。口コミの内容が正しいのか否かを、あなた自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。

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「値段がちょっと…」「読書は苦手」という人は『無料で聴く』という手段もあります。

アマゾンのオーディオブック『オーディブル』は登録から30日間は無料。

2022年5月現在、『同志少女よ、敵を撃て』もその対象となっているので、好みの作品が同作しかなかった場合、聞き終えたら無料期間中に解約ということもできます。

たった1つの本から世界情勢により興味がわき、見識が広がることもあるでしょう。気になった人はぜひチェックしてくださいね。

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[文・構成/grape編集部]

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出典
Hayakawa Online

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