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「全力と適当、どちらが面白い?」と問われたマツコの『返答』が深い

By - grape編集部  公開:  更新:

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2022年6月4日に放送されたバラエティ番組『マツコ会議』(日本テレビ系)に、タレントのぺえさんが出演。

華やかなメイクと個性的なキャラクターで一世を風靡(ふうび)したぺえさんですが、同月現在はほぼノーメイクの状態で、ありのままの日常をさらけ出した動画をYouTubeで公開し、じわじわと人気を集めています。

ぺえさんは、芸能界でデビューして以降の心境の変化について、本音を語りました。

マツコ・デラックス「全力でやっているにせよ、適当に手を抜いてやっているにせよ、熱量」

デビュー後、バラエティ番組への出演オファーが殺到した、ぺえさん。しかし、周囲からの期待に応えようと頑張りすぎた結果、突発性難聴になってしまいます。

度重なる体調不良で入退院を繰り返した、ぺえさんは、自身の母親から、こんな言葉をかけてもらったそうです。

体調を壊して、入院を何回もしたりとか、そのタイミングで母に「頑張らないで頑張りなさい」っていう言葉をもらって。

それって、「自分のこともしっかり大事にしながら、やる時はやりなさい。でも、やりたくないことはやらなくてもいいんじゃない?」っていう意味だったのかなって、私はすごく感じて。

マツコ会議 ーより引用

ぺえさんは、母親の言葉をキッカケに、無理をせず、ありのままの自分を見せながら生きることを決意します。

そう思う一方で、無意識のうちに、つい『周囲が望む己のイメージ』を守ろうとする自分に、嫌気がさすこともあったのだとか。

「私は私らしく、このままで仕事もしたい、生きていきたい」といっている割に、どっかこう、頑張っちゃったりする自分を、客観的に見てすごく嫌いになったりもして…。

マツコ会議 ーより引用

そんなモヤモヤとした葛藤を口にした、ぺえさんに対し、番組のMCを務めるマツコ・デラックスさんは、こう声をかけます。

でもさ、場所によって人間が変わるのって、それが自然なんだと思うんだよね。

「ああ、私なんで頑張ってんだろう」って思ってるって、まあそこにいくと、頑張ってしまうことが自然なことなのよ。

だって、私だってコレ、素ではあるけど、変なスイッチは入ってるもんね。

だから、このアンニュイなぺえさんを、受け入れましょう、私たちは。

マツコ会議 ーより引用

頑張りすぎてしまう性格を、ぺえさんが持つ魅力の1つととらえ、自然なことだと評したマツコさん。

最後に、ぺえさんが「全力でやったものと、適当なものなら、どちらが面白いと思いますか?」と問いかけると、マツコさんはこう答えます。

私、全力でやっているにせよ、適当に手を抜いてやっているにせよ、熱量だと思うの。

適当なのを、本気で考えたうえで、適当を選んでやっているとしたら、それってちゃんと熱を帯びて、適当にやっているわけじゃん。

マツコ会議 ーより引用

「どんな形であれ、大事なのは本人の熱量」だと語るマツコさんに、ぺえさんは真剣な表情でうなずきました。

番組の視聴者からは、次のようなコメントが寄せられています。

・自然と涙が出てきた。マツコさんの考えは、心に刺さる。

・自分も、今の生き方に不安や焦りがあったから、「このままでいい」といわれたような気持ちになれた。

・マツコさんは、本当に人の本質を見抜くのが上手で、心が広い人だと思う。

・ぺえさんのお母さんの言葉が心に響いた。求められることに応えてばかりいると、自分が疲弊してしまうよね。

周囲から求められているイメージと、自然体の自分に差を感じてしまい、悩んでいる人は一定数いるでしょう。

「期待に応えよう」という想いから、ストレスをためこみ、自分を見失ってしまうのは、つらいものです。

ありのままの姿を認めてあげられるのは、ほかでもない自分自身だと気付けたら、少し気持ちが軽くなるかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
マツコ会議

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