ひょうの農業被害38億円、埼玉県 「車のボンネットへこんだ」「アザができた」の声も
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2022年6月2~3日、群馬県や埼玉県などでひょうが降りました。
降ってきたひょうの中にはゴルフボールほどの大きさのものもあったといいます。
※写真はイメージ
群馬県と埼玉県で、甚大なひょう被害
群馬県は、6月2日に降ったひょうによる農作物などへの被害総額は、約8億3千万円に上ったと発表しました。
また、群馬県では同年5月27日にもひょうが降り、その被害総額は約9億2千万円に。2日間の被害額を合わせると約17億円以上です。
さらに、同年6月2~3日に埼玉県で降ったひょうによる農作物や農業施設への被害は、約38億4千万円以上に上りました。
これを受け、埼玉県は県農業災害対策特別措置条例に基づく『特別災害』に指定する方針を明らかにしています。
雷をともなう予報に注意
ひょうによる被害は農作物だけでなく、住宅の窓ガラスが割れたり、ケガを負ったりした人も。
※写真はイメージ
ネットからは、ひょうの被害についてさまざまな声が上がりました。
・ひょうが降ってきて、家の窓ガラスが4枚割れた…。
・車のサイドミラーが割れた。あーあ。
・でっかいひょうが降ってきて、車のボンネットがへこんだ。悲しすぎる。
・ひょうが直撃してあざができた。自然の力、怖すぎる。
群馬県によると、2日のひょうが当たって痛みを訴えた人は81人、軽傷を負ったのは10人に。
窓ガラスが割れるなど、住宅など建物の被害は500件以上に上りました。
気象庁によると、雷が発生するような気象条件の場合、ひょうへの注意が必要とのこと。
天気予報で「雷をともなう」「大気の状態が不安定」「雷注意報」などと報じられた場合、「ひょうが降るかも…!」と警戒し、ケガ防止や、自動車や窓ガラスが割れないよう対策したいものですね。
[文・構成/grape編集部]