水中で意識を失った父親 気付いた10歳の息子がとった驚きの行動とは?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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夏になると増える水の事故。たとえ泳ぎが得意な人でも、環境や体調などさまざまな原因で溺れる可能性があります。
アメリカのアラバマ州に住むブラッド・ハシグさんも、自宅のプールで危うく命を落としかけました。
水中で意識を失った父親を救ったのは
この日、カイロプラクターのブラッドさんは2人の息子と、近所に住む少年と一緒に、自宅のプールで過ごしていました。
プールでは10歳の双子の兄弟であるクリスチャンくんとブライドンくん、そして11歳のサムくんが遊んでいたとのこと。
彼らのそばで、ブラッドさんは日課である水中呼吸の練習をすることにします。
ところが、彼は水に潜った直後に、突然、意識を失ってしまったのです。
子供たちは足を組んだまま倒れているブラッドさんに気付き、異変を感じたクリスチャンくんがプールに飛び込みます。
その時、ブラッドさんの身体は震えていて、顔は青くなっていました。
クリスチャンくんは、ブライドンくんとサムくんを呼び、3人がかりでブラッドさんをプールの端の階段まで引き上げます。
海外メディア『NBCDFW』によると、彼らの母親は不在で、誰も携帯電話をもっていませんでした。
クリスチャンくんは隣の家に行き、ドアをノックしましたが返答はなし。
そこで、彼は近くの道路へ走って行き、通りかかった車の運転手に救急車を呼んでもらいました。
クリスチャンくんが助けを呼んでいる間、ブライドンくんは父親に心肺蘇生法を始めます。父親の意識が戻るまで、胸部の圧迫とマウス・トゥー・マウスを続けました。
ブラッドさんは意識を取り戻した時、血と泡と水を吐き出しました。そばにいたクリスチャンくんは「パパが戻って来た」といったそうです。
まもなく救急車が到着し、救急治療室に運ばれたブラッドさんは低酸素症と肺水腫、息切れと診断されましたが、24時間後にはバイタルが安定し、退院できました。
ブラッドさんは『NBCDFW』に対して、「息子たちを誇りに思います。そして、サムくんはとても親切で優しい子です」と、自分の命を救ってくれた3人の少年たちへの感謝を語っています。
ブライドンくんは心肺蘇生法の訓練を受けたことはありませんでしたが、映画の中で見たという心肺蘇生のシーンを思い出し、それをマネしたのだとか。
これをきっかけに、ブラッドさんは息子たちに心配蘇生法の訓練を受けさせて、スマートフォンをもたせるつもりだといいます。
ブラッドさんの異変に気付き、誰1人パニックになることなく、冷静な行動で彼の命を救った3人の少年たち。
彼らはきっと将来、勇敢で正義感あふれる立派な大人に成長することでしょう。
[文・構成/grape編集部]