JAFが注意呼びかけ 車の窓に挟まれた野菜が…「怖い」「ゾッとする」
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近年、子供が車内に置き去りにされ、熱中症で亡くなってしまうという痛ましい事故が後を絶たず、たびたびニュースとなっていますよね。
各地で対策や注意喚起が行われていますが、車内では子供の放置以外にも、気を付けなければいけないことがたくさんあります。
日本自動車連盟(以下、JAF)は、公式Twitterにて子供がパワーウィンドウに挟まれる事故の危険性について呼びかけました。
パワーウィンドウとは、スイッチ操作で開閉できる窓のことで、2022年9月現在、ほとんどの車に装備されています。
JAFが投稿した写真に写っているのは、パワーウィンドウに挟まれた大根。
大根がパワーウィンドウに押し上げられ、ザクっと切れているのが分かります。
JAFは2017年に、パワーウィンドウの閉まる力がどれくらいの強さなのかを大根とゴボウを使って検証。
検証の様子が、YouTubeにて公開されています。
もちろん、パワーウィンドウが閉まる力の大きさは、車種によって異なります。中には、大根やゴボウが切れてしまうほど強い力を持つ車種もあるようです。
もし挟まれたのが野菜ではなく、小さな子供の身体だったらと思うと、ゾッとしますね。
子供が、窓から顔や手を出したり、開閉をしたりしないように、正しくチャイルドシートに座らせ、運転席から窓のロックをかけるなど、必ず対策しなければなりません。
また、チャイルドシートを使用しない子供がいる場合は、運転席からパワーウィンドウを操作する時に「窓をしめるから離れてね」と、声をかけてから行うことが必要です。
車内での子供の事故を防ぐためには、起こりうる事故を大人がしっかり想定できているかどうかが大事だといえるでしょう。
思わぬ事故が起きないように、まずは「こういう事故があるんだ」ということを、改めて頭に入れておく必要がありそうです。
[文・構成/grape編集部]