ニューバランスの996は履き心地もいい 向いていない使い方は?
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一度外出すると長時間身につけることになる靴。できれば履き心地のいい靴を選びたいところですが、履いてみるまでその感覚は分かりません。
そこで人気のスニーカー『New Balance(ニューバランス)』の『CM996(以下、996)』を徹底深掘り。
狭めといわれている横幅は何cmほどあるのかや履き心地、さらには990番代が誕生した歴史なども一緒にご紹介します。
ニューバランス996の履き心地は?
デザインはもちろん、ファッションアイテムとしても人気の高いニューバランスの定番スニーカー996。その履き心地はどういったものなのでしょうか。
結論からいうと、街歩きなら長時間歩いても疲れにくい履き心地といえます。ただ、ランニングなどの運動をするとなると、その履き心地は心もとないものとなるでしょう。
履き心地にダイレクトに影響するミッドソールから見ていきます。
996のミッドソールは、従来のソールよりも軽い素材を用いた『C-CAP』を採用。軽い履き心地ながら、しっかりとしたクッション性を持っています。
そのため、長時間歩いても疲れにくい履き心地です。
ただ、ランニングなどの運動をするとなるとあまり向いているとはいえません。
990番代はロードランニング向けの靴としてカテゴリーされていますが、ランニング用のシューズと比べると、996のソール部分はクッション性が足らず、足の裏が痛くなってくることもありました。
また、996のアウトソールを見ると形状がフラットに近いため、悪路などには向きません。整備されている道など、タウンユースに向いているようです。
もう1つのニューバランスの定番モデル『574』と比べると、かなり違いがあります。悪路などを歩く場合は、996よりも574を選んだほうがいいでしょう。
574のアウトソール
とはいえ、スタイリッシュでスッキリとした見た目の996を履きたいという人は少なくありません。
クッション性が足りないと感じたら、インソールを交換すると悩みが解消することもあるようです。
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特徴
・全面にクッション性、汎発性に優れたABZORBを採用。
・着地時の衝撃を軽減してくれる。
・TPUスタビライザーがアーチを支え、優れた走行安定性を発揮。
・つま先部分には通気口を設け、ムレを防止。
もともと996に入っているインソールは薄いため、厚めのものに変えるだけでだいぶ履き心地が変わるといわれています。
ニューバランス996の横幅はどれくらい?
全体的にスマートなシルエットで、さまざまなコーデに似合う996。その分、一般的な靴よりも横幅が細く、フィット感が強めです。
そのため、普段は26.5cmを履いている筆者も、996を履く時はワンサイズ上げて履くようにしています。
実際どれくらいの幅なのかを、27cmの996でサイズを計ってみました。
まずは分かりやすい縦幅から計ってみます。縦幅は27cmのはずですが、計ってみると26.8cmでした。ちょっとした誤差という感じです。
次に気になる横幅を計ってみると、約9.6cmという結果に。同じニューバランスの『M550 4E』は、27cmでも幅が約10.2cmだったので、996の幅はやはり狭めだということが分かります。
ちなみに「普段履いている靴はどうなのだろう?」と26.5cmのコンバースの横幅を計ってみると、意外や意外9cm!ワンサイズ小さいとはいえ27cmの996よりも細身であることが分かりました。
コンバースのオールスター
ということは、あまり横幅は気にせず通常通り足のサイズで購入しても、履き心地にそれほど問題はないのかもしれません。
また、しばらく履くことで横幅などは伸びてくるので、靴紐などで調整すればしっかりと履くことができます。ワンサイズ程度なら、あまり気にせず好みのサイズ感で購入してもよさそうです。
筆者は通常よりもワンサイズ上のサイズで996を履いていますが、特に緩いなどの履き心地の悪さは感じません。
ニューバランスの996 ランニングシューズとしての履き心地は?
「1000点満点中990点」といううたい文句とともに1982年に登場した『990』。その後、後継として1986年に『995』が発表されました。
そして1988年に『996』が登場し、以降、ニューバランスの顔として定番のシリーズとなっています。
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996は、もともとランニングシューズとして作られた990番台の靴ですが、すでに発売から30年以上もたっており、性能面で見ると現代のランニングシューズには劣る点も…。
とはいえ、街歩きなど長時間舗装された道路を歩く分には、その履き心地は高水準といっていいでしょう。
走るなどの運動には不向きといえますが、さまざまなコーデにも合わせやすい996。
街中で履く時はそのままで、運動をする時はインソールを交換するなど、履き分けることで履き心地もファッションも楽しむことができそうです。
[文・構成/grape編集部]