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ニューバランスの1000番台ってどんなモデル? その特徴を徹底解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

※本記事はgrapeが独自に制作したコンテンツです。また、本記事を経由して商品の購入が発生した場合に、ECサイト等から送客手数料を受領することがあります。

100年以上の歴史を持ち、今なお人気のスニーカーブランド『New Balance(ニューバランス)』。

長い歴史のうちで発売されたスニーカーは数多く、さまざまな品番が付けられて発表されています。

その中でもフラッグシップモデルともいえる1000番台について注目!1000番台とはどのような靴なのかや、系譜ともいえる2000番台についてもまとめてご紹介します。

ニューバランスの1000番台はラグジュアリーな履き心地 最高の機能を搭載

ニューバランスの1000番台は、発売当時のメーカーが誇るテクノロジーを惜しみなく使用しているフラッグシップモデル。最高の機能を搭載しており、ラグジュアリーな履き心地を実現しています。

その系譜は今も続いており、2000年以降は2000番台シリーズとして販売。機能性を重視したスニーカーとなっています。

代表的な1000番台、2000番台の発売された順番を見ていくと、このような並びです。

1300→1500→1400→1600→1700→2000→2001→2002→2040

どのようなモデルなのかを細かく見ていきましょう。

ニューバランス1000番台の始まりはM1300から

1985年に130ドルという驚愕の価格で登場したのが、初の1000番台シリーズM1300です。

当時の価格で考えると、何足かランニングシューズが買えてしまう値段だったといわれるほど高額なシューズ。

機能的には、初めて『ENCAP(エンキャップ)』というミッドソールが使用されたモデルで、高い安定性とクッション性を備えていました。

ENCAPは、ニューバランスを代表する技術の1つで、USA製のM996や定番アイテムであるML574などに搭載されているテクノロジーです。

その履き心地はラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したといわれているほど。

M1300は、5年ごと(1995年、2000年、2005年、2010年、2015年、2020年)に『1300JP』といった復刻モデルが発売されるほど、大人気のシリーズとなっています。

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ニューバランス1000番台の二代目はM1500

通常の流れならM1400が先に登場するはずなのですが、1989年に発売されたのはM1500でした。その理由は後ほどご紹介します。

M1500は、クッション性の高いENCAPと安定性の高いPU素材を組み合わせて新たな機能が盛り込まれた一体成型ミッドソールを初採用。また、アッパーのメイン素材にシンセティックレザー(合成皮革)を使用し、軽量かつ丈夫で汚れにくい特徴を持っています。

その履き心地は多くの人に愛され、特にクリントン元米大統領の溺愛ぶりは有名でした。大統領に就任して間もなく、ニューバランスの本社に感謝状を贈ったといわれています。

また、M1500を語るうえで外せないのがニューバランスのロゴである、Nのマークが小さくなっていること

Nのロゴを刺繍で囲むことで、小さいながらも上品なデザインになっています。この小さなNは『小N』と呼ばれM1700まで継承されました。

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量産化ができず後回しになったM1400

本来ならM1300の後に発売されるはずだったM1400。サンプルの生産はM1500より前にできていたものの、当時の技術では量産化が難しく、一度はお蔵入りとなっていました。

そこで先ほどのM1500が先に登場。M1400が製品化されたのは、1994年のことでした。

足幅の広い日本人に最適なサイズ感だったM1400は、日本からの強い要望があって販売までこぎつけたといわれています。

そのためかは分かりませんが、正規展開は日本が初という珍しいモデルでした。

初のアブゾーブを搭載したモデルM1600

M1400が発売された同年にM1600も発売されました。1000番台シリーズでは初となる新素材『ABZORB(アブゾーブ)』を内蔵したモデルで、着地時の衝撃吸収をサポート。ファンの間では隠れた名作といわれています。

一体成型のポリウレタンミッドソールが組み合わされたことで、優れたクッション性を発揮。地面から伝わる衝撃をしっかりと吸収し、踏み出す推進力に変えてくれるので、足への負担が減りました。

しかしながら、M1600は生産が終了しており、『CM1600』と呼ばれるアジア製のモデルしか販売していません。とはいえ、オリジナルのよさを受け継ぎながら、安価に履けるということを考えれば、お得なモデルともいえるでしょう。

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比類なきクッション性を持ったM1700

1999年、1000番台最後のM1700が登場アブゾーブを全面に敷くことで、比類なきクッション性を手に入れたモデルです。

カカト部分には摩耗に強いラバー素材の『Nデュランス』を採用。ソールはぶ厚く、ボリューム感のある見た目となりました。

3万9千円という高額な値段は、多くの人を驚かせましたが、それに見合う高い性能を持っている靴でした。

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新たなクッショニングテクノロジーを取り入れたM2000

2000年に入ったことで、今までの1000番台シリーズが終わり、2000番台が登場しました。

とはいえ、ニューバランスのフラッグシップモデルであることは変わらず、当時のハイテク機能が搭載されたシューズとなっています。

2001年にリリースされたのは、新たなクッショニングテクノロジー『N-ERGY(エナジー)』をヒール部分に取り入れたM2000。

衝撃吸収性の高いアブゾーブに加え、反発弾性に優れているエナジーを組み合わせたことで、着地から踏み出しまでがとても滑らかだったといいます。

さらに進化したM2001が登場

2003年に登場したM2001はM2000のデザインを継承しつつ、技術をさらに進化させた1足。

ミッドソールのアブゾーブは改良され『ABZORB SBS』がつま先部に、クッション性と安定性を高める改良型エナジーがヒール部分に搭載されました。

衝撃吸収性や反発弾性も向上したことで履き心地はさらに進化し、M2000の完成形ともいわれています。

人気が高く高級感のあるMR2002

2010年、人工皮革を使うことが続いていた1000番台シリーズで、久しぶりに天然のヌバックを使用したMR2002が登場。

ラグジュアリーで高級感を感じられる1足となりました。

また、靴を作る時の木型(ラスト)を、定番のM996などで使われていた『SL-1』を改良した『PL-1』に変更。大規模な刷新が行われた、人気の高いシューズとなっています。

2023年5月現在、M2002Rというアジア製のモデルが販売されています。

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史上最高の履き心地を実現したM2040

前作に引き続き天然のヌバックを使用したM2040は、2012年に販売されました。

革靴を意識したデザインで作られており、落ち着いたアッパーデザインですが、カジュアルシーンにも使用することができます。

ミッドソールはエナジーにとって代わり、ニューバランスで随一の性能を誇る超軽量素材の『REVLITE(レブライト)』を全面に使用。高い走行性能も保っています。

その履き心地は「さまざまな靴の中でも1番」ともいわれるほど、極上のものだったようです。

そして、アップデートバージョンともいえる『M2040v2』が2014年に登場し、2016年には『M2040v3』が発表されました。

ニューバランスの1000番台は購入できる? 似合うコーデは?

最新技術の詰め込まれたニューバランスの1000番台を見て、「欲しい」と思った人も少なくないでしょう。

ただ、すでに生産が終了しているものもあり、購入が難しいこともあります。

とはいえ、あきらめるのはまだ早い!

M1300のように定期的に復刻モデルが発売されたり、CM1600のようにアジア製で安価に作られたりしているものもあるので、こまめにチェックしてみるといいでしょう。

ちなみに、CM1600を履いたコーデはこのような感じでまとめることができます。

ニューバランスの1000番台 まとめ

ニューバランスの1000番台は、最新の技術が惜しみなく使われているフラッグシップモデルの品番。

1985年のM1300からシリーズが始まり、2000年以降は呼び名が2000番台へと移行しましたが、変わらず最新の技術が取り入れられてきました。

スニーカーとしては高価な部類に入りますが、多くの著名人にも愛されてきたその履き心地は、納得のいくものといえるでしょう。

ニューバランスの1000番台とは

・発売当時の最新の技術が使われている。

・ニューバランスのフラッグシップモデル。

・2000年以降は2000番台と呼ばれている。

ニューバランスが誇る最新の技術が詰め込まれた最高の1足。

近未来的なデザインが好きだったり、何よりも履き心地を重視したりするのであれば、購入してみるのもいいかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

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