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髪のうねりは、そこだけ濡らしても直らない? 毛髪診断士の言葉に「なるほど…!」

By - ゆきンこ  公開:  更新:

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人の印象は、顔や体型はもちろん、髪でも変わるもの。そのため、ヘアケアを入念に行っている人もいるでしょう。

トリートメントなどでケアをすることも大切ですが、日常生活の何気ない行動が、髪の健康状態を左右しているかもしれません。

毛髪診断士指導講師の美香さんにインタビュー!

胸下まで伸ばしたロングヘアを、きれいに保つのが難しいと感じていた筆者。

美容院でトリートメントをしても、自宅でヘアケアをしても、うねりやパサつきが出てしまうのです。

「きれいな髪を保つ秘訣は、美しいロングヘアを持つ人に聞くしかない…!」

筆者は、同じような髪の悩みを持つ人のためにも、東京都港区南青山にあるヘアサロン『AMATA(アマータ)』を経営する美香さんに、お話をうかがいました!

美香さんは、ヘアサロンの経営だけでなく、髪や頭皮についての相談に適切に応えられる『毛髪診断士指導講師』の資格所有者。

小学校低学年で、海外製のものや美容院に置かれたシャンプーに興味を持ち、小学校高学年の時には自分で髪を巻いて出かけるほど、幼い頃から髪に興味があったといいます。

腰下まである黒髪を美しく保ち続ける美香さんは、毎日どんなヘアケアを行っているのでしょうか。

美香さん

シャンプーをする前にブラッシングをします。髪を洗った後は、ちゃんとトリートメントをつけて、オイルをつけてからドライヤーをして…。

毎日、基本の『き』を行っているという美香さん。あらゆる方向にブラシをかけてからシャンプーをするのは、目からウロコな情報です。

梅雨や夏にうねる髪…直し方は?

梅雨や夏など、これからの時期に気になるのが、髪のうねり。

うねりを直そうと、ついその部分だけを濡らして乾かしてしまう人は多いでしょう。

しかし、美香さんいわく、うねりは毛髪自体の内部構造が関係しているため、それではすぐ元に戻ってしまうといいます。

美香さん

寝癖にも同じことがいえますが、髪がうねっている場合、根元の毛髪内部からの関係性とリンクするので、クセがついた部分だけ直してもまた跳ねてしまいます。

美香さん

うねりや寝癖を直す場合は、根元から水で濡らして乾かし、手で髪を伸ばしながらドライヤーを当てる。後ろや前に髪を流したい時も、根元の毛穴からその方向に向かってしっかりとドライヤーで乾かすことが大切です。

地肌まで濡らした上でうねり部分をまんべんなく濡らしてからしっかり乾かし、うねりを直すのが得策なのだそうです。

髪の健康維持には食生活の改善も大切

ヘアケアと聞くと、外側からのケアを想像するのが一般的ですが、実際には食生活の改善も大切な要素の1つでしょう。

「外側からヘアケアをする前に、毛髪を内側から育むことを考えなければならない」と考えた美香さんは、食にフォーカス。

管理栄養士の協力のもと、大人の髪の4大といわれる悩みにアプローチできるレシピを考え、40品目と、作っている最中に生まれた4品のレシピがプラスされた『美髪(びはつ)ごはん44』を出版しました。

タンパク質をたっぷりと摂取することが毛髪の健康維持につながるそうですが、ただタンパク質を摂るだけの料理ではなく、薄毛、ハリ・コシ・ツヤ、白髪、うねり、それぞれの髪の悩みにアプローチできる栄養素を組み合わせたレシピが載っています。

美香さん

髪の主成分であるタンパク質を摂るといっても、食品単体ではどうしても弱いと思ったんです。そのため、それぞれの悩みに対する食材を使ったレシピを10個ずつ考え、『美髪ごはん44』を作りました。

レシピ本にのっている料理は、すべて美香さんが調理。フードコーディネーターやカメラマンなどチームで連携し、『シズル感』を意識したといいます。

3つの料理を同時進行するよう頭の中で組み立てながら、実質1日半で44品を作り上げたというのですから、驚きです!

「レシピは、1つの固定観念にとらわれず、いろんな栄養が摂れるバランスを考えるのが大切」と考える美香さんは、食材のマンネリ化を防ぐことにも着目。

例えば、髪にも影響をおよぼすホルモンバランスを整える効果があるといわれる『大豆イソフラボン』は、豆腐だけでなく、厚揚げなどで摂取するレシピを織り交ぜているそうです。

美香さん

「特別な材料を使っているのでは?」と思われるかもしれないのですが、スーパーで売っているものを中心としたレシピに仕上げています。多くはないのですが、もし特別な調味料を使った場合は、詳しい情報をのせて新しい発見があるように工夫しています。

毎週日曜はスタッフに料理を振る舞う『美香亭』を開催

8年もの間、サロンの営業が早く終わる日曜日に、スタッフに料理を振る舞っているという、美香さん。

スタッフの健康を考え振る舞っている料理は、いつしか『美香亭』という愛称で親しまれ、コミュニケーションの場としても大切な空間になっているといいます。

美香さん

美容師はずっと立ちっぱなしの仕事なので、休憩もままならない。だからこそ、早く終わる時は各々のレッスンなどの前の時間に、一緒にご飯を食べるという楽しみをスタッフに作りました。
「今日の◯◯がおいしかったね」とか、旬の食材を春夏秋冬で摂ることによって、美容師も閉鎖的ではなく、外部の感覚に触れることができる。

美香さん

食の楽しみが増えるのは絶大で、やっぱり元気の源なんですよ。食べることによってチームワークも生まれる。食でつながる『ワクワク感』が美容師同士のつながりを深くするのかなって思っています。

ちなみに、美香さんの一番のおすすめレシピは、本の表紙にもなっている『あと混ぜ青椒肉絲(チンジャオロース)』!

「レシピ本は、作りながら何度も見るものだと思っているから…」という考えから、開いた時にペタンと平らになるよう、本には特別な綴じ方が採用されているとのこと。

レシピ本を手に取った人のことを細部まで考えているところに、美香さんの優しい人柄を感じました。

レシピはもちろん、髪の健康を維持する内容がギュッと詰まった1冊。気になる人は、手にとってご覧ください!

『美髪ごはん44』をgrape読者にプレゼント!

grapeでは、美香さんのレシピ本『美髪ごはん44』が3名様に当たる、Twitterフォロー&リツイートキャンペーンを実施中!

こちらは、著者の美香さんの直筆サイン入りです!

期間中に、grapeのTwitterアカウント(@grapeejp)をフォローして、以下のツイートをリツイートするだけで参加できます。

応募期間は、2023年6月19日(月)から、2023年6月26日(月)23時59分まで。ふるってご応募ください!

※プレゼント企画は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。


[文・構成/grape編集部]

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