ペットボトルの容量ごとにサイズを紹介! 規格や種類についても解説
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「ペットボトルのキャップがカバンのポケットからはみ出している」といった経験をした人もいるのではないでしょうか。
ペットボトルのサイズに規格はありませんが、容量ごとにある程度、サイズが統一されています。ペットボトルのサイズを知れば、これからはカバンのポケットに収納できる大きさの容器を選んで購入できます。
しかし、見ただけでは、そのペットボトルの細かなサイズは分からないでしょう。定規を持ち歩くわけにもいきません。
そこで本記事では、ペットボトルの容量ごとに、サイズ(高さ・横幅・重さ)を紹介します。
本記事を最後まで読めば、どのくらいの容量ならカバンのポケットに収納できるのかが分かるので、参考にしてください。
ペットボトルの容量ごとのサイズ(高さ・横幅・重さ)を紹介
ペットボトルの容量ごとのサイズ(高さ・横幅・重さ)を以下の表にまとめました。
ペットボトルの容量が細かく分けられていることに驚いた人もいるのではないでしょうか。一般的なサイズは500㎖のペットボトルですが、人々のニーズに応えられるように、コンパクトなものから大きめの容器まで売っています。
自分にあった容器を買えるように、ペットボトルのサイズをおさえておきましょう。
280~350㎖のペットボトル(15cm×6〜6.5cm×25g)
280~350㎖のペットボトルのサイズは以下のとおりです。
280~350㎖のペットボトルはサイズが小さく、飲み切りに適しています。冷めないうちに飲めるように、ホットドリンクに使われている容器です。一度に飲み切らない場合は小さなバックにも入れて持ち歩けるので、特に女性から人気があります。
カバンの容量を取らずに手軽に水分補給をしたいなら、280~350㎖のペットボトルがおすすめです。
500㎖のペットボトル(20.5cm×6〜6.5cm×30g)
500㎖のペットボトルのサイズは以下のとおりです。
500㎖のペットボトルは、オーソドックスのサイズといえるでしょう。実際、コンビニやスーパー、自動販売機などどこにいっても見かけます。
広く普及した500㎖のペットボトルですが、実は、昔は販売されていませんでした。まず、飲料水のペットボトルが登場したのは1982年です。当時は、ゴミが増える懸念から、1ℓ未満のペットボトル飲料水の生産は控えられていました。
その後のリサイクル技術の発展などによって、1996年より500㎖のペットボトル飲料水が販売されはじめます。ちなみに、調味料の醤油は、1977年から500㎖のサイズで生産されていました。
600㎖のペットボトル(22cm×7.2cm×35g)
600㎖のペットボトルのサイズは以下のとおりです。
600㎖のペットボトルは、手軽に持ち運べる、ギリギリのサイズといえるでしょう。600㎖のペットボトルは、熱中症対策により水分補給の需要が高まり、導入されたといわれています。
標準の車用ドリンクホルダーには入らないため、500㎖のペットボトルよりは利便性に劣ります。また、カバンに入れるには大きく、用途は考える必要があるでしょう。用途は考える必要があるでしょう。
一方で、容量が多く、ズシっと感じられるほどの重さがあるため、ペットボトル1本でノドの渇きを十分に潤したい人や、500㎖では物足りない人におすすめです。
900㎖〜1ℓのペットボトル(25cm×8〜8.5cm×40〜45g)
900㎖〜1ℓのペットボトルのサイズは以下のとおりです。
900㎖〜1ℓのペットボトルは、持ち運びには向いていません。おもに、自宅でコップに注いで飲む用途で作られています。
2ℓよりは容量が少ないため、1人でも飲み切れるでしょう。人によっては、ラッパ飲みでも使い切れるかもしれません。
ただし、ラッパ飲みをする場合は、飲み残しを避けましょう。ラッパ飲みは唾液細菌がペットボトルに入ってしまうため、飲み残すと衛生面に問題が出ます。
2ℓのペットボトル(31〜31.5cm×10〜10.5cm×50g)
2ℓのペットボトルのサイズは以下のとおりです。
2ℓのペットボトルは、飲料水の中ではもっとも大きいサイズです。持ちやすくするために、ペットボトルの真ん中が凹んでいます。容量が多いので、友人や家族とシェアするのに適しているでしょう。
また、単位あたりの価格が比較的安く、経済的なところもメリットです。
実際、『サントリー天然水』の550㎖は150円(税抜き)ですが、2ℓの天然水は270円(税抜き)です。この値段は希望小売価格のため、コンビニやスーパーだともう少し安いですが、2ℓのペットボトルのほうが経済的なことは変わりません。
2ℓのペットボトルは持ち運びには不向きですが、経済面を考慮すると、家庭での水分補給としておおいに活躍するでしょう。
4ℓのペットボトル(37cm×14.2cm×166.4g)
4ℓのペットボトルのサイズは以下のとおりです。
4ℓの容器は、ペットボトルの中ではもっとも大きいサイズです。飲料水ではなく、調味料やアルコールなどに使われています。2ℓのペットボトルのように、真ん中が凹んでいても持ちづらいと感じる人も多く、代わりに取っ手がついています。
また、冷蔵庫に入れるのは容量の問題で難しいため、常温で保存できる液体が多いです。
ペットボトルのキャップの横幅は2.8cm
ペットボトルのキャップの横幅は、基本的に2.8cmです。高さや重量は、ペットボトルのサイズやメーカーなどにより異なります。
ペットボトルのサイズに規格はない
ペットボトルは、メーカー共通で同じサイズが売られていますが、実は規格が決められていません。そのため、ペットボトルのサイズはメーカーが自由に決められます。
ペットボトルは4種類ある
ペットボトルは以下の4種類あります。
同じペットボトルでも形状が異なるものが多々あります。種類ごとの違いをおさえておくと、普段飲んでいるペットボトルを違った視点で見られるでしょう。ペットボトルへの理解を深めたい人は、種類ごとの特徴をおさえておきましょう。
耐圧用ペットボトル
コーラやサイダーなどの炭酸飲料に使われているペットボトルです。炭酸ガス圧に寄る容器の変形を防止するために、胴部が円筒状に設計されています。また、底が花びら形状で先が丸くなっています。
耐熱圧用ペットボトル
果肉入りの炭酸飲料などに使われているペットボトルです。炭酸ガス圧および高温充填に耐えられるように、胴部が円筒状で、底も花びら形状で設計されています。注ぎ口は白色で熱耐性があります。
耐熱用ペットボトル
緑茶や烏龍茶などに使われているペットボトルです。85〜90度の高温充填に耐えられるように、胴部は凹凸に設計されています。底は凹型です。注ぎ口は白色で熱耐性があります。
なお、熱耐性があるからといって、ペットボトルを温めるのはNGです。容器が変形したり、破裂したりする可能性があります。
一般的なペットボトル
ミルクティーや水、スポーツドリンクなどに使われているペットボトルです。常温充填されるほか、無炭酸の飲料水に使われるため、熱や圧などの耐性を施す必要がありません。熱や圧力への耐性があるペットボトルよりも少ない材料で作れるため、環境にやさしいです。
カバンのサイズにあったペットボトルの容量を知ろう
ペットボトルの容量は、サイズごとによりさまざまです。一般的に普及されている500㎖のペットボトルは以下のサイズです。
500㎖のサイズが大きいと思う人には、280〜350㎖のペットボトルがおすすめ。このサイズであれば、小さめなカバンでも問題なく収納できるかもしれません。500㎖だと足りないと感じる場合は、600㎖のペットボトルがおすすめです。
カバンに入りづらくなりますが、重量があるため満足感を得られるでしょう。カバンのポケットのサイズを確認して、どの容量のペットボトルなら収納できるかを把握しておきましょう。
[文・構成/grape編集部]