水を弾くだけじゃない! スニーカーに防水スプレーをするメリットとは?
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雨や汚れから大切なスニーカーを守るため、防水スプレーを使う人は多いでしょう。
防水スプレーといってもさまざまな種類がありますが、筆者が今回手に取ったのはこちら!
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『JASON MARKK(以下、ジェイソンマーク)』の防水スプレー『リペル』です。
ジェイソンマークは、天然由来の成分を主原料とした高品質なシューケア用品を開発し、スニーカー愛好家からの信頼も厚いブランド。
シュークリーナーやクリーニングブラシなどが人気ですが、防水スプレーはどんな使い心地で、どれほどの効果があるのか検証してみました!
※この記事は、2024年2月26日時点の情報をもとにしています。また、商品はタイミングによってデザインやカラー、在庫切れ、価格が異なるケースがあります。
ジェイソンマークってどんなブランド?
ジェイソンマークは2007年にアメリカ・ロサンゼルスで生まれたブランド。
スニーカー専用の洗剤がまだなかった時代に、手軽に使えて洗浄力にも優れたシュークリーナーを開発しました。
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ジェイソンマークのシュークリーナーは、主原料に天然成分を使用し、強い化学薬品や研磨剤は入っていないにも関わらず、強力な洗浄力を発揮。
これが、スニーカー愛好家やメディアの間でも大きな話題となり、世界中で愛され信頼されるスニーカーアクセサリーブランドとしての地位を確立したのです。
そんなジェイソンマークが開発した靴用の防水スプレーが、今回検証する『リペル』です。
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ジェイソンマークの防水スプレー スニーカーに使ってみると?
スニーカーを愛する人たちから絶大な信頼を得ているジェイソンマークの防水スプレーは、一体どんな使い心地なのでしょうか。
ほぼ新品の白スニーカーの『右足のみ』にジェイソンマークの防水スプレーを使い、その効果を検証してみることにしました!
使い方は簡単3ステップ!
【ステップ1】
スプレーする素材に吸水性があり、かつ清潔で乾いていることを確認します。
一見きれいに見えても、ホコリをかぶっている可能性もあるので、ブラシをかけるとよいでしょう。
【ステップ2】
シューズから15cmほど離して、縦に持ち素材にしっかり染み込むまで全体にスプレーします。
【ステップ3】
十分に乾燥させます。より強力なはっ水効果を持続させたい場合は、同じ作業を2回行ってください。
実際に使ってみて一番に感じたメリットは、防水スプレー特有の臭いがまったくしないことです。
これまで使ったことのある防水スプレーは臭いがきつく、一晩置いても臭いが残ってしまうことがあったので、無臭の『リペル』には本当に驚きました。
また、人間工学に基づいた握りやすいハンドルを採用し、スプレーしやすいのも大きなメリットです。
細かいミストの噴射により、ワンプッシュで広い領域をムラなくカバーすることができます。
水性なので、スプレー後はしっとり濡れた状態になり、速乾性もありません。
しかし、素材にしっかりと薬剤を染み込ませ、完全に乾かすと、耐久性と通気性のあるバリアを作り出し、水や汚れから大切なスニーカーを守ってくれるのだそうです。
今回の検証では、「右足のみにスプレーして乾かす」という作業を、2日に分けて2回行いました。
完全に乾いた後の様子がこちらです。
スプレーした右足に風合いの変化はなく、見た目ではどちらにスプレーしたのかがまったく分かりません。
はっ水効果は?
この手のスプレーは一般的に『防水スプレー』と呼ばれていますが、ジェイソンマークの防水スプレーは正確には水を弾く『はっ水スプレー』です。
どのくらい水を弾くのか、はっ水効果を検証するため、霧吹きで水を吹きかけてみると…。
右足のほうが水を弾いているようには見えましたが、そこまで違いが分かりませんでした。
そこで、さらに差を明確にするため、思い切ってシャワーで水をかけてみると…。
期待していた「水滴がポロポロと滑り落ちるようなはっ水性」は見られず、中にも水が染み込んでしまいました。
しかし、左右のスエード部分の色をよく見比べると、スプレーしていない左足のほうが水を吸って色が濃くなっています。
中への水の染み込み方も左足のほうがひどかったので、スプレーした右足は多少はっ水していたと考えることができそうです。
ちょうど雪の予報が出たので、筆者所有のスノーブーツでもはっ水性を試してみることにしました。
数年使い古したスノーブーツなので、もともとのはっ水性はほぼありません。
右足にのみスプレーし、完全に乾かした後の状態がこちら。
左右に見た目の違いはまったくありません。
しかし、雪の中を歩いてみると、すぐに違いが見え始めました。
スプレーした右足は雪を弾いていますが、左足には水が染み込み始めています。
そのまま雪の中を30分ほど歩いた結果がこちらです。
明らかに左足のほうに水が染み込んでいますね。
しかし、念入りにスプレーしたはずの右足にも、少しずつ水が染み込み始めていました。
検証の結果、ジェイソンマークの防水スプレー『リペル』は、はっ水性はそこそこありますが、「強力なはっ水力」といえるほどではなさそうです。
防汚効果は?
スニーカーに防水スプレーをすることで期待できる効果は、はっ水のほか、汚れを防ぐ防汚効果が挙げられます。
続いては、その防汚効果の検証です。
白いスニーカーを履いている時にはできるだけ近寄りたくない土のグランドで、思いっきり砂ぼこりにまみれてみました!
普段ならこんなこと絶対やりませんが、これも検証のためです!
両足ともにたっぷりと砂ぼこりを被ってしまいましたが、思いきりはたいてみると…。
右足のほうがきれいになっていますよね!
検証の結果、ジェイソンマークの防水スプレー『リペル』には、砂ぼこりなどの汚れを定着しにくくする防汚効果があるといえそうです。
帰宅後すぐにブラシをかければ、より長く大切なスニーカーをきれいに保つことができるでしょう。
ジェイソンマークの防水スプレー メリットとデメリット
ジェイソンマークの防水スプレー『リペル』を、実際に使用してみて感じたメリットとデメリットは以下の通り。
【メリット】
・嫌な臭いがしない。
・人間工学に基づいた握りやすいハンドルを採用し、数回のスプレーでムラのなく広範囲をカバーできる。
・水性なのでスエード、ヌバック、レザー、ナイロン、キャンバス等の吸水性のある素材に使用可能。
・大切なスニーカーの風合いを損なわず、汚れをガード。
【デメリット】
・乾きが遅い。
・値段が高め。
・はっ水性はそこそこ。
臭いのなさやスプレーのしやすさ、素材への馴染みのよさなど、ほかの防水スプレーとはひと味違ったメリットが多数あります。
はっ水性をどこまで求めるかにもよりますが、スニーカーに使う目的であれば、非常に使い勝手のいい防水スプレーだと感じました。
パッケージもおしゃれなので、玄関の手に取りやすい場所に常に置いておくとよいでしょう。
値段は少し高めですが、付け替え用ボトルを利用することでコストパフォーマンスも向上します。
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お気に入りのスニーカーを長く履き続けるためにも、高品質な防水スプレーを試してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]