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リンゴの旬の時期はいつ?1年中売られている理由と食べ頃の見極め方もご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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リンゴの旬の時期はいつ?1年中売られている理由と食べ頃の見極め方もご紹介

※写真はイメージ

リンゴは1年を通して購入できるフルーツの1つです。そのため、旬の時期を気にせずリンゴを購入していた、という人もいるかもしれません。

リンゴにも、旬の時期は存在します。旬の時期を気にして選ぶことで、よりおいしくリンゴを楽しめるでしょう。

本記事では、リンゴの旬や1年中購入できる理由、リンゴの食べ頃を見極める方法などについてご紹介します。

食べ頃のサインを知り、旬の時期のおいしいリンゴを楽しみましょう。

リンゴの旬の時期はいつ?

リンゴの旬は、基本的に秋から冬だといわれています。リンゴは収穫時期によって大きく4種類に分類でき、種類によって旬の時期や味が変わるようです。

まずは、4種類の特徴や旬の時期を、代表的なリンゴの品種とともに見ていきましょう。

極早生

極早生

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『極早生(ごくわせ)』種は、4種類のなかでもっとも早い8月上旬頃から収穫が始まり、夏に食べられる種類だと言われています。極早生種は、食べた時にさわやかな酸味を感じられるのが特徴です。

極早生種のリンゴとして、青リンゴの『夏緑』や赤リンゴの『恋空』などが挙げられます。

夏緑は、8月の上旬に収穫される品種だそうです。果汁が多く含まれているため、水分不足になりやすい夏に食べるのに向いている品種といえます。

恋空は、酸味と甘みのバランスのよさが特徴で食べやすく、8月収穫のリンゴのなかで赤いリンゴは珍しいようです。

早生

早生

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『早生(わせ)』種は、8月下旬から9月上旬にかけて収穫されるリンゴを指します。シャキシャキとした食感と、極早生種よりも酸味が控えめで甘味を感じやすいようです。

早生種のリンゴとしては、『つがる』や『きおう』などが挙げられます。

つがるは、赤色の皮に縦じま模様が入っている点が特徴です。甘さはやや強く酸味が控えめで、豊富な果汁を楽しめます。

きおうは、黄色い皮が特徴のリンゴです。さっぱりとした甘さと酸味があり、嚙んだ時の歯ごたえがよいと言われています。

中生

中生

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『中生(なかて)』種は、9月下旬から10月下旬にかけて収穫するリンゴだそうです。酸味と甘みのバランスがよい点が特徴でしょう。

中生種のリンゴには、『シナノスイート』や『トキ』などがあります。

シナノスイートは、その名の通り甘さが特徴です。果汁が多く含まれており、ジューシーである一方で、サクサクとした食感を楽しめます。

トキも、強い甘みと穏やかな酸味があるリンゴです。香り高く、果汁も多いと言われています。

晩生

晩生

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『晩生(おくて)』種は、10月下旬から11月下旬にかけて収穫するリンゴです。冬のリンゴと呼ばれるのは晩生種が多く、甘みの強さと保存性の高さが特徴だとされています。

晩生種のリンゴは、『ふじ』や『シナノゴールド』などです。

ふじはよく知られる品種の1つで、酸味と甘みのバランスが取れている点が特徴的とされています。シャキシャキとした食感のよさと、豊富な果汁も魅力だとか。

シナノゴールドは、少し硬めのしっかりとした食感が魅力です。甘みと酸味がしっかりしているため、甘酸っぱい味を楽しめると言われています。

リンゴが1年中売られているのはなぜ?

リンゴが1年中売られているのはなぜ?

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リンゴが1年中食べられるのは、収穫した後のリンゴを『CA貯蔵法』で保管しているためだそうです。

CA貯蔵法とは、低温、低酸素濃度状態の貯蔵庫にリンゴを保管することで、鮮度をあまり落とさずに長期間貯蔵できるのだとか。この方法を用いることで、リンゴを6か月以上保存できるとも言われています。

そのため、秋から冬にかけて収穫されたリンゴでも、1年中スーパーなどで売られているそうです。

食べ頃のリンゴの見分け方

食べ頃のリンゴの見分け方

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リンゴの食べ頃を見分けるには、まずリンゴの下部を確認してみましょう。赤リンゴの場合、下部が黄色くなったり赤くなったりしていると、食べ頃の可能性があります。

また、リンゴがつやつやしている場合も、食べ頃でしょう。リンゴのつやは、リンゴから染み出した成分だそうで、熟しているサインと言われています。

青リンゴの場合、食べ頃は皮が黄色くなるケースが一般的だそうです。また、品種によっても見分け方が異なるとされ、例えば『王林』は、皮に点々があるほうが甘いとされています。

リンゴの旬についてよくある疑問

リンゴの旬についてよくある疑問

※写真はイメージ

ここでは、リンゴの旬に関してよくある疑問をまとめました。

リンゴの旬に関する悩み解消の助けとなるでしょう。

旬をすぎたリンゴはおいしく食べられる?

前述したように、リンゴは旬の時期があるものの、CA貯蔵法により1年中食べられます。そのため、スーパーなどで売られているものは、旬をすぎていてもおいしく食べられる場合もあるでしょう。

購入する際には、先にご紹介した食べ頃の見分け方も参考に、おいしいリンゴを見つけてみてください。

一方で、購入した後は長期間放置しすぎないように注意が必要です。リンゴは常温保存で2週間〜1か月程度が保存期間の目安とされています。

ただし、夏の暑い時期には常温保存だと傷みやすくなるため、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵保存の手順は次の通りです。

1.1玉ずつリンゴをキッチンペーパーで包む。

2.保存袋に入れ、冷蔵庫へ入れる。

冷蔵保存をすると、最長で2か月程度は保存できるといわれています。

赤リンゴと青リンゴの違いは何?

リンゴには、皮が赤い赤リンゴと、皮が黄色や黄緑色の青リンゴがあるようです。

皮が赤いリンゴも熟す前は青い状態ですが、赤リンゴにはアントシアニンと呼ばれる赤くなる色素があると言われています。

アントシアニンは、日光に当たると増えていくようです。リンゴが成長していくなかで赤色の色素が増えるため、赤リンゴは緑色から徐々に赤色へと変わっていくとされています。

対して青リンゴは、赤くなるアントシアニンを持っていないため、日光に当たっても色が変わらないと言えるでしょう。

リンゴの旬の時期を知りおいしく食べよう

リンゴの旬の時期は、秋から冬にかけてだそうです。極早生種から晩生種まで大きく4種類に分かれており、どれに該当するかで収穫時期と旬が少し異なります。

一方で、リンゴはCA貯蔵法により保管されるため、種類によっては鮮度が保たれた状態でほぼ1年中販売ができるフルーツです。

旬の時期に食べるのはもちろん、旬をすぎてスーパーなどで売られているリンゴもおいしく食べられるでしょう。

ご紹介した種類ごとのリンゴの特徴や食べ頃の見分け方も参考に、自分好みのリンゴを見つけてみてください。


[文・構成/grape編集部]

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