「二度とペットを飼わないで」 高速道路のそばで見つかった動物に目を疑う
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ペットとの暮らしは私たちの生活に楽しさと癒しを与えてくれますね。
しかしなんらかの事情によって、ペットを手放す人もいるでしょう。
周りに何もない場所で見つかったのは…
アメリカのカリフォルニア州に、『リジェクト・ランチ』という非営利の家畜の保護施設があります。
ある日、『リジェクト・ランチ』に「高速道路の近くにブタがいる」という通報が入りました。
連絡をしてきた人によると、ブタは少なくとも12日間この場所にいたのだとか。
「偶然通りかかってブタを見つけた」というその親切な人が、毎日水と食べ物をあげに来ていたといいます。
『リジェクト・ランチ』のスタッフが現場に駆けつけると、1匹のオスのブタがしっぽを振って嬉しそうに近寄って来ました。
スタッフの女性はブタを食べ物で誘導して、保護することに成功しました。
ブタは明らかに人に慣れているため、飼い主がこの場所に捨てたと思われるそう。
理由は「ミニブタだと思ったら予想以上に大きくなったから」だと推測されるといいます。
そこは見渡す限り、住宅も店も何もない場所。さらに、すぐ近くにはたくさんの車が行き交う高速道路があり、とても危険です。
動画を見た人たちからは、ブタを捨てた人への怒りと悲しみの声が上がりました。
・どうしてこんなことをする人がいるのか理解できない。ブタはとても感情的で賢いんだ。
・こんなふうに捨てる前に、ほかの選択肢を探せたはずなのに。そういう人はもう二度とペットを飼わないでほしい!
・しっぽを振っているのが泣ける。このかわいい子を助けてくれてありがとう。
『リジェクト・ランチ』のスタッフによると、ブタが見つかった場所には多くの野生のコヨーテがいるため、2週間近くも襲われなかったのが不思議なくらいとのこと。
また「ブタは信じられないくらい賢いので、信頼していた人たちから不当な扱いを受けると、悲しみ傷付くのです」とつづっています。
飼い主に捨てられた後、このブタがどんな思いで過ごしていたかを想像すると、かわいそうで胸が張り裂けそうになりますね。
ペットとして飼い始めたミニブタが「大きくなった」という理由で捨てる人は珍しくないとのこと。
無責任な飼い主によって、このブタのようなつらい思いをする動物がいなくなることを願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]