ザーサイとは? 特徴から食べ方、アレンジレシピまで解説! By - COLLY 公開:2024-06-28 更新:2024-06-28 料理 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 中華料理店で見かけることの多いザーサイは、そのまま食べるだけでなく、アレンジされた料理も多いですよね。何気なく口にしているザーサイですが、原料やどのように作られているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。 今回は、ザーサイの歴史や食べ方、アレンジレシピまで解説していきます。ザーサイについて詳しく知ることで、ザーサイをよりおいしく食べられるでしょう。 ザーサイとはどのようなもの? ※写真はイメージ ザーサイとは、何の野菜を使って作られているのでしょうか。ザーサイの歴史や健康への影響についても見てみましょう。 ザーサイは野菜?漬物? 日本でなじみのあるザーサイといえば、瓶詰めされた茶色い見た目の漬物ではないでしょうか。実は、茶色い見た目の漬物は『ザーサイ』と呼ばれる野菜を加工したもの。日本では生のザーサイが流通することはあまりないため、ザーサイの漬物とザーサイは同じものである認識になっているようです。 野菜としてのザーサイはカラシナの変種であり、日本三大漬け菜のひとつである高菜の仲間。茎の根元部分がでこぼことこぶ状に膨らんでおり、その部分が漬物として使われます。 製造工程を簡単に説明すると、風乾、塩漬け後、香辛料を加えて漬け込み1年以上かけて発酵熟成する、という長期にわたるものです。手間はかかりますが、長い時間をかけることで独特の食感と風味が生まれます。 ザーサイの歴史 ザーサイの発祥地は中国の四川省といわれています。作られ始めたのはここ100年ほどと、意外と歴史は浅いようです。生のままでもピリッと辛いザーサイは、当時から中国でよく食べられていました。 今では中国の漬物といえばザーサイ、と日本で認識されるようになっているから驚きですね。 青ザーサイとは? ザーサイを購入しようと通販サイトなどを見ていると、ときどき『青ザーサイ』という文字が目に入ります。青ザーサイとは一体何なのでしょうか。 青ザーサイとは、生のザーサイのことを指します。『生ザーサイ』『フレッシュザーサイ』と記載されていることもありますね。緑の野菜を『青物』と表現することがあり、青物の表現に由来していると思われます。 青ザーサイは浅漬けで販売されていることが多く、通常のザーサイの漬物よりも塩分が少なくあっさりと食べやすいようです。流通量が少ないため値段は上がりますが、ザーサイ本来の味や食感を楽しんでみたい人はいかがでしょうか。 ザーサイとメンマの違い コリコリとした食感と独特の甘み、酸味のあるメンマ。ザーサイと似ていますが、発酵食品であるという点のみ同じで、原料や作り方はまったく異なります。メンマはそもそも台湾発祥の食品です。『麻竹(マチク)』という品種のタケノコを蒸し煮した後、乳酸発酵させて作られます。ザーサイとはさまざまな点が異なりますね。 ザーサイは身体に悪い? ザーサイが身体に悪いといわれる要因は、塩分量の多さにあります。 厚生労働省が提唱する食塩摂取目安量は、成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満ですが、おおまかに、一般的なザーサイ1瓶にふくまれている塩分量の半分くらいだとされています。ついつい食べてしまうザーサイですが、あくまでトッピングであることを意識して食べるようにしましょう。 ザーサイの食べ方とアレンジレシピ! ※写真はイメージ ザーサイについて理解したところで、気になるのは味わいですよね。ザーサイはコリコリした食感と、塩味、酸味、辛味を感じる味付けであることが多いです。どのように食べるのか、ザーサイを使ったアレンジレシピを紹介していきます。 ザーサイのおすすめの食べ方 ザーサイの基本的な食べ方は、そのまま漬物として食べる、です。白ご飯のお供にしたり、ラーメンや冷やし中華のトッピングにしたりするのもよいでしょう。中国では中華粥の味ヘンとして添えられていることが多く、味が引き締まっておいしく楽しめます。 おつまみとして食べたい場合は、粗く刻んで冷奴にのせていただくのもおすすめです。ただし、ザーサイは塩分が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。塩気が強い場合は、塩抜きしてから食べてください。 ザーサイを使ったアレンジレシピ5選 先ほどは、ザーサイをそのまま食べる際の食べ方について説明しました。今回は、瓶詰めの味付ザーサイを販売している『桃屋』のウェブサイトから、アレンジレシピをご紹介していきます。ご飯や麺類、炒めものにスープなどおいしそうなレシピが多数載っているので、気になる人はウェブサイトもチェックしてみてください。 ザーサイの歯ごたえがおいしい『ザーサイ焼きそば』のレシピ お昼ご飯にサクッと作りやすいレシピです。ザーサイのおかげで味付けが簡単に決まります。 材料(1人分) 中華蒸し麺 1玉 「味付榨菜」 1/2びん(50g) 豚ひき肉 50g にら 1/2束 塩 少々 水 大さじ1 サラダ油 大さじ1 作り方 ①にらは長さ5㎝に切る。「味付榨菜」は粗みじん切りにする。中華麺は電子レンジで表示通り加熱する。 ②フライパンにサラダ油を弱火で熱し、豚ひき肉と「味付榨菜」を炒め、火が通ったら中華麺加えて炒める。全体に油が回ったら水、塩を加えて中火にして炒め、にらを加えて軽く炒める。 桃屋 ーより引用 レンチンだけでフライパン不要! 『豚肉とザーサイの蒸し物』のレシピ 疲れて帰宅したときでもすぐに作れるお手軽レシピ。ザーサイは胃腸の働きをうながす効果、豚肉は疲労回復の効果が期待できます。 材料(2人分) 豚肩ロース肉 150g 「味付榨菜」 50g 長ねぎ 1/2本 酒 大さじ1 片栗粉 大さじ1/2 ごま油 大さじ1 MEMO 電子レンジにより加熱時間を調整してください。 作り方 ①豚肩ロース肉は食べやすい大きさに切り、長ねぎは斜め薄切りにする。 ②ボールに<1>・「味付榨菜」・酒・片栗粉・ごま油を入れ、よくもんでおく。 ③器に<2>の豚肉をひろげながら盛り付け、ふんわりとラップをして、電子レンジ(600W)で4分間加熱する。 桃屋 ーより引用 おつまみにピッタリ『ザーサイナムル』のレシピ 作り置きにも向いている、野菜ひとつのナムルです。キュウリやダイコンなどほかの野菜で作ってもおいしそうですね。 材料(2人分) 【もやしナムル】 もやし 1袋 「味付榨菜」 50g ごま油 大さじ1 いりごま 適宜 【にんじんナムル】 にんじん 1本 塩 適宜 「味付榨菜」 50g ごま油 大さじ1 いりごま 適量 作り方 ①「味付榨菜」はせん切りにする。 ②もやしは茹でて水気を切る。にんじんは皮をむいてせん切りにし、軽く塩もみをし、水気を切る。 ③<2>のもやしとにんじんは別々のボウルに入れ、<1>の「味付榨菜」・ごま油をそれぞれ加えて和える。 ④器に<3>をそれぞれ盛り付け、いりごまを散らす。 桃屋 ーより引用 どんぶりにしてもおいしい『ザーサイにら玉』のレシピ ザーサイのうまみと食感で、いつものニラ玉よりも満足感の高い仕上がりになります。 材料(2人分) 卵 3個 塩 小さじ1/4 にら 1束 「味付榨菜」 1/2びん(50g) ごま油 大さじ1 作り方 ①にらは長さ3㎝に切る。卵は割りほぐし、塩を混ぜる。 ②フライパンにごま油と「味付榨菜」を入れ、弱火でじっくり炒める。香りが出てきたらにらを加えて炒め、油が回ったら卵液を流し入れてさっと炒め、半熟状で火から下ろす。 桃屋 ーより引用 癖の強さがたまらない『ザーサイパクチーサラダ』のレシピ 最後にご紹介するのは、パクチー好きでも一瞬ひるんでしまうパクチーがメインのレシピ。10数種類の香辛料の風味がしみ込んだザーサイと合わせることで、つい箸が進んでしまうサラダになります。 材料(2人分) パクチー 約50g 「味付榨菜」 25g 酢 大さじ1/2 いりごま 適宜 作り方 ①パクチーは根を切り、長さ3cmに切る。ザーサイは幅1cmに切る。 ②ボールに<1>と<2>と酢を入れて混ぜ、器に盛り付け、いりごまを散らす。 桃屋 ーより引用 ザーサイをおいしく食べよう ザーサイについて、野菜の特徴やメンマとの違い、注意点に加えアレンジレシピまでご紹介しました。気になった人は、まずは中華料理店で食べてみるとよいでしょう。 味付けが手軽に決まるザーサイは、家に1瓶あれば重宝すると思います。ご紹介した以外にも、さまざまなアレンジレシピを試してみてくださいね。 [文・構成/grape編集部] 出典 株式会社 桃屋 Share Post LINE はてな コメント
中華料理店で見かけることの多いザーサイは、そのまま食べるだけでなく、アレンジされた料理も多いですよね。何気なく口にしているザーサイですが、原料やどのように作られているのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は、ザーサイの歴史や食べ方、アレンジレシピまで解説していきます。ザーサイについて詳しく知ることで、ザーサイをよりおいしく食べられるでしょう。
ザーサイとはどのようなもの?
※写真はイメージ
ザーサイとは、何の野菜を使って作られているのでしょうか。ザーサイの歴史や健康への影響についても見てみましょう。
ザーサイは野菜?漬物?
日本でなじみのあるザーサイといえば、瓶詰めされた茶色い見た目の漬物ではないでしょうか。実は、茶色い見た目の漬物は『ザーサイ』と呼ばれる野菜を加工したもの。
日本では生のザーサイが流通することはあまりないため、ザーサイの漬物とザーサイは同じものである認識になっているようです。
野菜としてのザーサイはカラシナの変種であり、日本三大漬け菜のひとつである高菜の仲間。茎の根元部分がでこぼことこぶ状に膨らんでおり、その部分が漬物として使われます。
製造工程を簡単に説明すると、風乾、塩漬け後、香辛料を加えて漬け込み1年以上かけて発酵熟成する、という長期にわたるものです。手間はかかりますが、長い時間をかけることで独特の食感と風味が生まれます。
ザーサイの歴史
ザーサイの発祥地は中国の四川省といわれています。作られ始めたのはここ100年ほどと、意外と歴史は浅いようです。生のままでもピリッと辛いザーサイは、当時から中国でよく食べられていました。
今では中国の漬物といえばザーサイ、と日本で認識されるようになっているから驚きですね。
青ザーサイとは?
ザーサイを購入しようと通販サイトなどを見ていると、ときどき『青ザーサイ』という文字が目に入ります。青ザーサイとは一体何なのでしょうか。
青ザーサイとは、生のザーサイのことを指します。『生ザーサイ』『フレッシュザーサイ』と記載されていることもありますね。緑の野菜を『青物』と表現することがあり、青物の表現に由来していると思われます。
青ザーサイは浅漬けで販売されていることが多く、通常のザーサイの漬物よりも塩分が少なくあっさりと食べやすいようです。流通量が少ないため値段は上がりますが、ザーサイ本来の味や食感を楽しんでみたい人はいかがでしょうか。
ザーサイとメンマの違い
コリコリとした食感と独特の甘み、酸味のあるメンマ。ザーサイと似ていますが、発酵食品であるという点のみ同じで、原料や作り方はまったく異なります。メンマはそもそも台湾発祥の食品です。
『麻竹(マチク)』という品種のタケノコを蒸し煮した後、乳酸発酵させて作られます。ザーサイとはさまざまな点が異なりますね。
ザーサイは身体に悪い?
ザーサイが身体に悪いといわれる要因は、塩分量の多さにあります。
厚生労働省が提唱する食塩摂取目安量は、成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満ですが、おおまかに、一般的なザーサイ1瓶にふくまれている塩分量の半分くらいだとされています。
ついつい食べてしまうザーサイですが、あくまでトッピングであることを意識して食べるようにしましょう。
ザーサイの食べ方とアレンジレシピ!
※写真はイメージ
ザーサイについて理解したところで、気になるのは味わいですよね。ザーサイはコリコリした食感と、塩味、酸味、辛味を感じる味付けであることが多いです。どのように食べるのか、ザーサイを使ったアレンジレシピを紹介していきます。
ザーサイのおすすめの食べ方
ザーサイの基本的な食べ方は、そのまま漬物として食べる、です。白ご飯のお供にしたり、ラーメンや冷やし中華のトッピングにしたりするのもよいでしょう。中国では中華粥の味ヘンとして添えられていることが多く、味が引き締まっておいしく楽しめます。
おつまみとして食べたい場合は、粗く刻んで冷奴にのせていただくのもおすすめです。ただし、ザーサイは塩分が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。塩気が強い場合は、塩抜きしてから食べてください。
ザーサイを使ったアレンジレシピ5選
先ほどは、ザーサイをそのまま食べる際の食べ方について説明しました。今回は、瓶詰めの味付ザーサイを販売している『桃屋』のウェブサイトから、アレンジレシピをご紹介していきます。
ご飯や麺類、炒めものにスープなどおいしそうなレシピが多数載っているので、気になる人はウェブサイトもチェックしてみてください。
ザーサイの歯ごたえがおいしい『ザーサイ焼きそば』のレシピ
お昼ご飯にサクッと作りやすいレシピです。ザーサイのおかげで味付けが簡単に決まります。
レンチンだけでフライパン不要! 『豚肉とザーサイの蒸し物』のレシピ
疲れて帰宅したときでもすぐに作れるお手軽レシピ。ザーサイは胃腸の働きをうながす効果、豚肉は疲労回復の効果が期待できます。
おつまみにピッタリ『ザーサイナムル』のレシピ
作り置きにも向いている、野菜ひとつのナムルです。キュウリやダイコンなどほかの野菜で作ってもおいしそうですね。
どんぶりにしてもおいしい『ザーサイにら玉』のレシピ
ザーサイのうまみと食感で、いつものニラ玉よりも満足感の高い仕上がりになります。
癖の強さがたまらない『ザーサイパクチーサラダ』のレシピ
最後にご紹介するのは、パクチー好きでも一瞬ひるんでしまうパクチーがメインのレシピ。10数種類の香辛料の風味がしみ込んだザーサイと合わせることで、つい箸が進んでしまうサラダになります。
ザーサイをおいしく食べよう
ザーサイについて、野菜の特徴やメンマとの違い、注意点に加えアレンジレシピまでご紹介しました。気になった人は、まずは中華料理店で食べてみるとよいでしょう。
味付けが手軽に決まるザーサイは、家に1瓶あれば重宝すると思います。ご紹介した以外にも、さまざまなアレンジレシピを試してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]