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一人暮らしの食費の相場は? 食費を抑える自炊を続ける秘訣や失敗要因も紹介

By - COLLY  公開:  更新:

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1か月の食費がどれくらいかかっているかご存じでしょうか。いくらかかっているか分からない人や、どんぶり勘定でざっくりと把握している人も一定数いるでしょう。

この記事では、一人暮らしの食費や自炊についてご紹介します。すぐに始められるのでぜひ次の食事から取り入れて食費管理にお役立てください。

一人暮らしの食費の相場を知ろう

通帳と現金と電卓(お金のイメージ)の画像

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一人暮らしの食費管理は予算を立てることが大切です。まず年収別食費の平均と理想の食費の割合を見ていきましょう。自分がどれくらい食費にお金を掛けるのがよいのか把握することで、しっかりと食費管理の計画を立てられます。

年収別食費の平均

年収別の食費の相場を知ることで、どれくらいの金額を食費に充てられるかの目安にすることができます。

各府省などが公表している統計データをまとめたウェブサイト『政府統計の総合窓口(e-stat)』による、2023年の『年間収入階級別』の調査結果は以下の通りです。

年収 食費
100万円未満 3万2337円
100万~200万円未満 3万5754円
200万~300万円未満 4万855円
300万~400万円未満 4万4718円
400万~500万円未満 4万2588円
500万~600万円未満 4万9906円
600万円以上 5万7178円

一人暮らしの食費の理想とは

一人暮らしの食費の理想は、1か月の給料の10〜15%だといわれています。手取りが20万だとすると食費は2万円〜2万5千円が理想的な金額です。

食費の相場と理想的な金額を知れたところで、具体的な整え方を考えていきましょう。

一人暮らしの自炊失敗要因

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自炊をうまく生活に取り入れられないと、食費を理想的な金額に近づけるのは難しいでしょう。ただ、普段の生活で、自炊の上手な取り入れ方まで中々考えられないのが現実です。ここでは特に多い失敗要因をご紹介していきます。

外食が多い

自炊習慣がなく外食で食事を済ませている場合、食費が理想の割合より大きくなってしまう可能性があります。自炊を取り入れてうまく調整するのがよいでしょう。外食の予算は食費とは別で持っておくのがおすすめです。

週に外食できる回数を決めたり、食費に余裕がある時に外食したりするなど、工夫が必要でしょう。

自炊が続かない

自炊を続けられずに挫折してしまう人も多いです。そもそも生活の中で習慣に無い料理を、毎日続けるのはつらいですよね。

料理が苦手な人はご飯をまとめて炊いて小分けし、冷凍保存。切ってすぐ食べることのできる野菜と、総菜やお弁当などの中食を組み合わせるなど、自分に無理のない範囲で進めていくのがおすすめです。

忙しくて時間がとれない人は、無理せず行える範囲で自炊を始めましょう。

自炊はしているが食費が高い

自炊をしていて食費が高いと感じてしまうのは、買っている食材が高いからかもしれません。予算にあった食材を買わないと生活できないのも現実です。

こだわりのポイントとして、安い食材を取り入れてみるとよいでしょう。例えば調味料を安いものでそろえてみたり、買う回数を決めて食材を買ってみたりして自分の予算内で収まるように工夫するのがおすすめです。

一人暮らしの食費を抑える方法

晩御飯の画像

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食費の整え方の基本は食費の予算を決めて、なるべく自炊で生活をすることです。お惣菜やお弁当などの中食をうまく取り入れて、自炊を生活の中に取り入れましょう。

食費の予算を決める

食費をコントロールする第一歩は予算を決めることです。食費以外にも節約や貯金を意識している人は、まず給料が入ったら何にどのくらい使うのか予算を決めましょう。外食は食費とは別に予算を立てることをおすすめします。

1か月の予算を決めたら、次はその予算金額を1か月や1週間で分けるのか、日割りで使うのかを検討していきましょう。月、週で割るか日割りにするかは、人によって変わります。

1週間で分けてみてうまくいかなかったら日割りにしてみるなど、自分に合う使い方を模索していきましょう。

自炊を取り入れる

自炊と聞くと料理を作るだけのように感じてしまいますが、実際は買い出し、調理、後片付けといくつかの工程を踏まなければなりません。楽しさが持続すればよいのですが、手間がかかるので継続するのが難しい人も多いでしょう。

料理が苦手な人はできる範囲で継続を意識するのがおすすめです。自炊が楽しい時もあればつらい時もあることを頭に入れて、逃げ道を用意しておくと気持ちが楽になりますよ。

しんどい日用にインスタント食品を常備したり、カット野菜や冷凍食品を利用したりしてうまくのり切りましょう。

まとめ買い

一人暮らしで自炊の継続をするなら、まとめ買いがおすすめです。始めに買いものの回数を減らすことで、余計な買いものを減らせます。まとめ買いをして作り置きをすることで、時間にも余裕ができるでしょう。

仕事が忙しい場合や毎日作るのが億劫な人におすすめです。

冷蔵庫の整理

冷蔵庫の中身を把握できていないと、気づいたら賞味期限切れの食材が入っている場合があります。

無駄な買いものを避けるためにも、冷蔵庫は整理整頓しておきましょう。みそやマヨネーズなど常備しておきたい調味料の有無も確認できるので、定期的に整理する習慣を身につけたいですね。

作り置き

作り置きと聞くとたくさん料理しなければいけないイメージを持つかもしれませんが、簡単な下ごしらえだけして冷凍保存するだけで、十分な作り置きになります。

肉や魚は調味料で下味を付けて小分けで冷凍、野菜は切って食材に合った処理をして小分けで冷凍するなど、簡単な作り置きで自炊のハードルがぐっと下がるため、継続して生活に取り入れやすくなります。

自炊を上手に取り入れて食費を節約

自炊となると「一汁三菜くらい用意しなければいけない」と思ってしまうかもしれませんが、もっと簡単なところから始めて大丈夫です。お弁当もご飯だけ用意して冷凍食品に頼ってOK。大切なのは自炊を生活の一部に取り入れることです。

スーパーもコンビニのように深夜営業する店舗が増えてきました。メインのお惣菜だけ買って、ほかは自炊する組み合わせで食費を抑えることも可能です。外食するよりは、中食をうまく利用する方が節約になります。

完璧な自炊生活を目指すより、自分の生活や性格にあった自炊方法を取り入れるのが食費を管理する近道です。

簡単に作れてどんな具材にも合うみそ汁やコンソメスープもおすすめ。焦らずできる範囲から始めて、慣れてきたらステップアップしていきましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
政府統計の総合窓口

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