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【海上自衛隊】陥没道路を避けて海から物資を届ける! ヘリや警備犬も導入し被災地で活躍

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:海上自衛隊HP

4月14日夜に起きた平成28年熊本地震では、高速道路を始めとする道路にも多くの被害が出ました。

国土地理院がドローンを飛ばした撮影した航空写真でも、道路が陥没している状況がよく分かります。

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出典:国土地理院

幹線道路にも陥没などが起き、水や食料、毛布やガソリンなど被災地で必要とされる物資が届きにくい状況になっています。

海から物資を運ぶ海自

そんな状況の中、主に救援・救難物資の輸送で活躍をしているのが海上自衛隊です。周辺自治体から提供されたお米や簡易トイレなどを運ぶのは輸送艦「しもきた」です。

途中、呉基地に寄港し、さらに物資を積んで大分県大在港へ。ここから陸路で被災地へ向かうようです。

母艦も物資を輸送

輸送船ではありませんが、国際緊急援助でも数多くの実績を持つ掃海母艦「ぶんご」も稼働しました。毛布などの救援物資を被災地に届けます。

さらには輸送艦「おおすみ」も多くの救援物資を積んで九州へと出航。被災者の皆さんが欲する物資を迅速に届けます。

海を通って被災地へと向かう海上自衛隊の物資輸送は、多くの場合、一般の人の目にふれることはありません。しかし、今回の地震のように道路が陥没してしまい、車両の通行が困難な場所がある場合、海上自衛隊の輸送なしにはスムーズに救援物資ができないのが現状です。

活動は多岐に渡る

また、海上自衛隊の仕事は海を通っての物資輸送だけではありません。4月17日には国際救助犬の資格を持つ警備犬が、隊員と共に行方不明者の捜索を行いました。

掃海輸送ヘリコプター「MCH-101」を使っての救援物資の輸送も重要な役割の1つです。飛行機では離着陸が難しいエリアへ必要な救援物資を運んでいます。

海上自衛隊だけに限らず、陸上自衛隊でも航空自衛隊でも、多くの隊員が被災支援の任務を全うしています。

隊員の皆さんの活躍により、熊本や大分の方々が一日も早く平穏な生活を取り戻せることを心より願っています。

出典
@occhi_w@15_yuna721youtubeFecebook防衛省 海上自衛隊

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