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被災地の女性に多い『エコノミークラス症候群』 なんで女性に? 解消法は?

By - grape編集部  公開:  更新:

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多くの被害を出した、平成28年熊本地震。4月20日現在で、約9万人の方が避難生活を送っており、不安な日々が続いています。

余震が続き、車中泊を余儀なくされる方が多い中で、二次災害とでもいうべき事態が発生。エコノミークラス症候群にかかる方が相次いでおり、4月20日現在で11人の方が亡くなっています。

エコノミークラス症候群とはどんなものなのか。また、その初期症状や解消法をご紹介します。

原因は長時間の同じ姿勢 

エコノミークラス症候群とは、長時間の同じ姿勢を強いられることで主にふくらはぎの血流が悪くなり、血栓が出来て身体に悪影響が出る症状のことをいいます。

血流が滞り、出来た血栓が血流に乗って肺の血管を塞ぎ、呼吸困難、心停止を起こして死にいたることも。

初期症状は片足の痺れや、むくみ、軽い痛みです。このような症状が出た場合は早めの対処が必要になります。

女性は特に注意

特に注意してほしいのは女性。亡くなった11人中、9人が女性です。

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浜 六郎医師によると、女性は女性ホルモンの影響で血液凝固がおこりやすく、血栓ができやすいのだそう。

また仮設トイレの混雑や不衛生を懸念し、トイレを控えるために水分を取らないようにする方が多いようです。血液中の水分が少なくなれば、それだけ血流が滞りやすくなり、血栓ができやすくなってしまいます。

のどが渇いていなくても、水分補給はこまめに行いましょう。

平成28年熊本地震では異常発生

特に平成28年熊本地震では、エコノミークラス症候群の方が異常発生しています。

その原因は余震の数。19日までに震度1以上の地震が600回を超え、「家にいると不安。車で寝たほうが安心」という方が多くいらっしゃいます。

余震の不安から車中泊をする方が増え、それが長期間に及び、エコノミークラス症候群を発症する方が増えているのです。

どうしたらいいの?

エコノミークラス症候群は、動かないことによる血液凝固が原因です。これを避けるために必要なことをまとめました。

  • 適度な運動やストレッチを心がける
  • 水分補給を欠かさない
  • 水分を奪う、アルコールやコーヒーは控えめにする
  • ふくらはぎをマッサージしたり、足首を動かす
  • ゆったりとした服装をし、体を圧迫させないようにする

血流が悪くなるようなことはなるべく避ける、ということですね。

エコノミー症候群を予防する、簡単なセルフケア法がありますのでご覧ください。

危険を避けるための行動が、違う危険を呼び起こしてしまうなんて皮肉ですね。

情報を知っていても「つい大丈夫だろう」と思ってしまうことが原因の一つでもあります。もしあなたの周りに避難している方がいたら、ぜひ予防の呼びかけをお願いします。

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出典
エコノミー症候群に注意・・・“余震”恐怖で車中泊(16/04/20)エコノミークラス症候群対策セルフケア

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