操縦席で子猫を抱くパイロット 航空会社の投稿に「感動して泣いた」
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- 出典
- southwestair
2024年9月と10月に、アメリカ南東部を立て続けに2つのハリケーンが襲いました。
フロリダ州に上陸したハリケーン『へリーン』と『ミルトン』は、同州だけでなくノースカロライナ州やジョージア州にも大きな被害をもたらしたのです。
145匹の犬と猫が飛行機で引っ越し
この2つのハリケーンがすぎ去った後、サウスカロライナ州の空港から特別な飛行機が飛び立ちました。
サウスウエスト航空が運航するこの飛行機に乗っていたのは、145匹の犬と猫。
動物たちはハリケーンの被災地にあるアニマルシェルターから助け出された犬と猫で、より安全な州へ引っ越すことになったのです。
このプロジェクトは、保護動物の支援団体とサウスウエスト航空の協力で実施され、動物たちが空の旅を快適に過ごせるようにさまざまな配慮が払われたといいます。
まず猫たちを座席の下に乗せた後、犬のキャリーケースを座席の上にしっかりと固定。
離陸の前にはスタッフが動物たちをたっぷりとなでて、安心させてあげました。
こうして飛行機は目的地のウィスコンシン州ミルウォーキーに無事に到着。
動物たちは8つの保護施設に引き取られ、新しい里親を探すことになりました。
驚くべきことに、着陸した瞬間に家族を見つけた子猫がいるのです。
エイブリーちゃんという子猫の里親になったのは、この飛行機を操縦していた機長のマットさん。
愛らしいエイブリーちゃんにひと目ぼれして、そのまま家に連れて帰ることに決めたのです!
サウスウエスト航空がInstagramに投稿したこの動画には、多くの感謝の声が寄せられました。
・感動して泣いてしまった。サウスウエスト航空と支援団体のみなさんありがとう。
・私もこの飛行機に乗りたかった!
・貨物室じゃなくて、キャビンに乗せてくれたのがいいね。
・これが私が40年近く、サウスウエスト航空を利用している理由の1つだよ。
被災地のシェルターは、ハリケーンによって飼い主とはぐれたペットたちの避難場所となっているのだそう。
145匹の動物が移動したことで、シェルターは飼い主との再会までペットの世話に少し余裕ができるようになるといいます。
サウスウエスト航空の社員を始め、このプロジェクトに参加した人たちはみんなボランティアなのだとか。
動物たちの安全と幸せのために尽力した人たちに、大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]