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御嶽山の噴火で、50人以上を救った『山小屋の支配人』がいたこと知ってますか?

By - grape編集部  公開:  更新:

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2014年9月27日。火山活動の被害としては戦後最悪の事態となってしまった御嶽山の噴火。

午前11時52分頃。目立った前兆もなく突然起きた噴火のその時、小寺さんは山小屋にいた。
御嶽山の山頂に近い山小屋「二ノ池本館」支配人の小寺祐介さん(34)がいた、その「二ノ池本館」に、噴火のあった後すぐに数十人の人が逃げ込んできました。

窓の外を見ると噴煙が空高く舞い上がり、数分の間に3回の爆発があったといいます。そして、山小屋の外はまるで夜のように真っ暗になり雷がなり、雨も降り始めました。

山小屋の屋根に降り注ぐ噴石、トイレの屋根には大きな噴石が直撃し崩れ落ちた。

危険と判断した小寺さんは、避難してきた人たちを屋根が2重になった場所に集め、ヘルメットを配り「ここなら屋根が頑丈だから大丈夫。安心して」と励ました。

噴石が屋根にあたる音がしなくなり、雨もやんだことを確認した小寺さんは、山小屋に避難してきた51人を先導して下山を開始しました。ヘルメットとマスク代わりのタオル、飲み物を全員に持たせ、降り積もった火山灰で一面色のなくなった登山道をロープに沿って下っていった。

そして9合目の石室山荘まで全員を無事先導し、午後1時20分頃にはすでに石室山荘に避難していた100名と合わせて150人以上を山岳ガイドに託し下山させた。

小寺さんは、なんと「まだ避難してくる人がいるかもしれない」と山荘に残り、自身が下山したのは27日の夕方だったといいます。

未曾有の災害を目の当たりにし、冷静な判断で多くの人を安全に先導し、誰もが一刻も早く危険な場所から避難したいであろう危険な状況の中で、山荘に残った小寺さんの行動は山に慣れているからといっても簡単にできることではない。

そして、今なお二次災害の危険にさらされながら捜索活動を続けられている警察・消防・自衛隊の方々にも感謝とともにその無事を心よりお祈りしたい。

ラバーストラップの写真

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佐々木朗希

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出典
御嶽山噴火 - Mount Ontake erupts色失った山肌 登山者「生きた心地しない」産経ウエスト

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